最近、昔ながらの和菓子屋さんを見ることも少なくなってきましたよね。ひとつひとつ丁寧に作られた和菓子を食べると、ホッとした懐かしい気持ちになるものです。
今回は、国分寺市にある老舗の和菓子屋さんを訪ねてみました。ひとつから購入できる和菓子や、贈答用にぴったりの和菓子など、いろいろな種類の商品がありましたのでご紹介いたします。
※商品情報は2023年12月時点のもの
夫婦二人三脚、老舗の和菓子屋さん
「御菓子司さかもと」は1958年創業の60年以上続く和菓子屋さん。老舗ながら、夫婦二人三脚で営むアットホームなお店。ご主人が主に商品を作られているそうです。
場所は、JR国分寺駅南口を出て道路を渡り多喜窪通りを直進。ファミリーマートが見えたら左折し、直進すると左手にお店があります。お店の目の前に自動販売機があるのと、向かいにあるコインパーキングも目印になります。
かりんとう饅頭は国分寺市の逸品に選出
店内に入ると女将さんが出迎えてくださいました。おすすめを尋ねると、すでに売り切れてしまっていましたが、若い方にはかりんとう饅頭が人気とのこと。このかりんとう饅頭は、国分寺市の「一店逸品」にも選ばれています。近いうちにまた買いに行きたいと思います。夕方になると売り切れてしまう日もあるそうなので、ぜひ早めの時間に行ってみてくださいね。
季節のねりきりはいずれも小ぶりで上品な見た目です。しかも価格も手頃なので気軽に購入することができます。見た目がとてもかわいらしく、食べるのがもったいないです。
また春には桜餅なども店頭に並ぶようです。
その他のおすすめ商品としては、羊羹、最中、どら焼きなどが古くからある商品で、地元住民から愛される定番商品になっています。
商品によってあんこを使い分けるこだわり
こだわりは、商品によって異なるあんこにあるようで、素材の個性を大切にお菓子作りをしているとのことでした。
煉羊羹は贈答用にも用いられることが多いそう。しっかりと箱にも入れてくれるのでさまざまな場面で使えそうです。
また、季節ごとの商品も充実しています。
たとえばお正月といえばおもちですよね。こちらのお店では、お店でついた切り餅を購入することができます。お正月シーズンはやはり切り餅がよく出るとのこと。忙しい時は夜中から寝るまを惜しんで作業をされるようです。手作りの切り餅が購入できるのはうれしいですよね。
季節限定商品も充実
今回は、期間限定の栗羊羹と定番のどら焼きを購入してみました。どら焼きは生地の厚みとつぶあんの量のバランスがよく、また中のあんが甘すぎないため、おいしくいただくことができました。どなたにも好まれる上品な味だと思います。
栗羊羹はもちっとした羊羹の中に小さく刻まれた栗が散らばっていて、栗の風味と食感を最大限に楽しむことができます。栗好きの方にもオススメです。
老舗ながらお手頃価格、貴重な和菓子屋さん
現在、国分寺駅周辺には飲食店が増えにぎわいをみせるものの、歴史ある和菓子屋さんは周辺にほぼなくなってしまいました。国分寺市の貴重な和菓子屋さんで、ぜひ上品な和菓子をお楽しみください。
御菓子司さかもと
住所:東京都国分寺市南町3-15-4
アクセス:JR中央線「国分寺駅」から徒歩約3分
電話番号:042-321-1864
営業時間:9:00-18:00
定休日:水曜日・木曜日