国分寺市内で早朝からオープンしているお店はないだろうか、と探していたら、恋ヶ窪駅に朝7時からオープンしている素敵なカフェを見つけました!
お店の名前は「珈琲屋 金木犀」。
その名の響きに惹かれて引き寄せられるように、居ても立っても居られなくなり、雨降りにもかかわらず早起きして向かいました。
珈琲屋 金木犀は、私の自宅からは徒歩30分ほどの場所にあります。
未知のさんぽ道を開拓するのは、とても楽しいことですが、加えて道中で魅力的な場所をたくさん発見することができ、さらにワクワクしてきました。
恋ヶ窪の駅からは、改札口を出てすぐ右の線路沿いの道を歩き、突き当りを左に曲がって少し歩くと右手にお店があります。

雨の日も曇りでもまた行きたくなる金木犀♪
実は、翌日もまたお昼少し前に再訪しました。
その日は朝から晴れていて気持ちの良い朝でした。
そして、晴れの日の珈琲屋 金木犀はこんな感じです♪

金木犀の木の看板と文字も手書き?なのでしょうか、ほっこりします。

お店の前には、金木犀の鉢植えがありました。
10月の開店の時には、花が咲いてとても良い香りがしていたそうです。
あと1か月早く知っていれば、花と金木犀の香りを楽しめたでしょう。
珈琲屋 金木犀は2025年10月にオープンしたばかりなのです。

コーヒーはテイクアウトもできるので、平日の朝の忙しい通勤時間帯には嬉しいですね♪

柔らかくて優しい空気が一瞬で広がる店内
入口の引き戸を開けて、店内に入ると広々とした空間と落ち着いた色調の家具が目に入ってきました。
そして、「お好きな席にどうぞ♪」オーナーさんの声と笑顔がとても柔らかくて優しい。
あ、来て本当によかった!と心の声が囁きます。
店内に入ると右手の奥に厨房、その前にカウンター席、中央と奥にテーブル席があり、お子様用の絵本などが置いてある棚がその間にありました。

そして、左手奥の壁際には、カウンター席が4つあり、大きな本棚が仕切りになっていました。
照明も明るすぎず暗すぎず柔らかくて優しい光が嬉しいですね。

1人でゆっくり読書をしながらコーヒーとスイーツを食べたり、静かで落ち着く空間です。

木製の重厚でかなり大きな本棚には文庫本がたくさん並べられていました。

お手洗いと洗面台は入口入ってすぐ右手にあります。
入口のステンドグラスは、金木犀をイメージしているのでしょうか、色がとても映えます♪

中央の丸テーブルは4人席です。

中央奥のテーブルも同じ4人席でした。

朝7時からのモーニングはとても貴重
厨房前のカウンターには、さまざまな形状で色やデザインの異なるコーヒーカップが並べられていて、とても華やかです。
私は、オーナーさんから話を聞きたくてカウンター席に座りました。
コロナ渦以降、営業時間を短縮した店舗が多い中、朝7時からオープンしているのはなぜか、その理由を尋ねてみました。
モーニングを提供しているお店は朝9時台が多いこと、前職は会社員だったそうですが、もう少し早い時間に開いているお店があったらと感じていたそうです。
そうですよね、今はフレックスなどで多少変わっているにせよ、会社の就業スタート時間は9時が多いですものね。
でも、朝7時から19時までの12時間の営業時間は想像をしただけでも、きっと大変だろうと思うのですが。
実は途中ヒマになる時間もあるだろうと思っていたそうですが(笑)、いざ始めてみると意外となくて…、と笑顔で嬉しそうに応えてくれました。
この仕事が好きなのだということと、忙しいのも楽しいのだなぁと伝わってきます。

お水が入っている江戸切子のグラスは色がとても綺麗です♪

さて、朝の7時半到着で、朝ごはん抜きの急ぎ足で行ったのでお腹がペコペコです。
やっぱり何と言ってもモーニングが食べたいですよね!
モーニングはトーストとクロックムッシュの2種類あり、ブレンドコーヒーは4種から選べます♪

メニューを見ると数字の表記が「壱」「弐」「参」「肆」と漢数字で、それも「一」「二」の小字ではなく、水引きなどに書く大字になっています。
そういえば、珈琲屋 の文字も漢字表記でしたね。
なにか特別な意味やこだわりがあるのか、気になってオーナーさんに聞くと、「英語表記が自分にあまり入ってこないから」という回答をいただきました。
ん?その理由って?!
いや、きっと新店舗の名前として英語表記がピンとこなかったということなのでしょうと思っていたら、
「コーヒーの銘柄や説明文も英語表記のところが多いんですけど、自分は英語がなんというか全然入ってこなくて…。」と正直に話してくれました(笑)。
あ、このオーナーさんは謙虚さと自然体でいることのバランスがとても良くとれているのだなあと感じました。
そしてその魅力が、お店の随所にあふれていて、だから居心地が良い空間を作っているのだと思います。

私が選んだのは弐番の「ほのかな甘みと花のような香り」のコーヒーです。
コーヒーが苦手な人でもきっと飲めそうなくらい優しい味でした♪
そしてコーヒーカップが素敵ですね!

私が選んだ壱番のモーニングのトーストと小鉢、スープには、トッピングとして目玉焼きとソーセージを追加しました!
この日のトーストは、いつもとは少し違うパンということでした。
カボチャのポタージュは甘くて優しくて、そして人参のラぺがとても私好みでスパイスの香りが効いていてとても美味しかったです!
基本的にフードはすべてオーナーさんの手作りです。
北海道がご出身と聞いて、食材も北海道産ですか?と聞くと、いえ、特に産地にこだわりはないんですよ、ということでした(笑)。

ただ、ソーセージとベーコンは、北海道の屯田ファームの製品ということでした。
関東ではもしかしたらあまり馴染みがないかもしれませんが、北海道では良く知られていると聞いて、私の周りの友人に聞いてみたら全員知っていました(笑)。
私の周りには北海道出身の知人友人が多いと話すと、北海道の人は結構こっちに出てくる人多いんですよねーと教えてくれました。
さじ加減が面白い♪さりげないこだわり
金木犀という名前がとても興味深くて、その名前を付けた理由を聞いてみました。
すると、自分は北海道出身で、東京に出てきて初めて金木犀という存在を知って好きになった、というのも北海道では金木犀は自生しないので、見たことがなかったというのです。
私自身は、北海道に金木犀がないということが驚きでした。
金木犀の道を通るとその香りでまた通りたくなる、そんな何度も行きたくなる場所にしたいということで金木犀という名前にしたということでした。
また、前述の英語を使用せず漢字の名前にしたいと思ったことも理由の1つだそうです。

私の初めての取材先が、国分寺の喫茶 ソラクラゲさんだと伝えると、このステンドグラスはソラクラゲさんの店舗の入口のドアと同じ職人さんに作ってもらったものと教えてくれました。
それもステンドグラスの職人さんを探して歩いていたら、偶然出逢えたというので本当にびっくりです。
メニューの最初のページには、こんなことが書かれていて、この文言を読むとオーナーの人柄がわかりますね♪

クスっと笑ってしまうような文言は、読むだけでくつろげそうですね(笑)。

店内の照明は光と影のバランスとセンスが素晴らしい♪
金木犀の店内の照明はすべて素敵で、その光が作る影がさらにお店の雰囲気を温かくしているように感じました。
木漏れ日のようにもみえるし、湖や池の水の反射にも見えて素敵です。

トイレの表示が可愛くて、写真を撮っていると、この場所は、金木犀の前は病院だったと教えていただきました。
そのせいかトイレの中はとても広々としているということでした。
また、照明器具も1つ1つこだわりが感じられて、光と影がとても良いバランスで店内を照らしています。
洗面台の上の照明と影のシルエットが素敵ですよね♪

トイレの表示がこんなに可愛らしくされているのは初めて見ました。
思わずニッコリしてしまいます♪

大きな本棚の中の書籍は全てオーナーさんが読まれたものです。
文庫本が好きなので新刊はあまりないのですが、ということですが、店内でこの書籍を読むこともできます。

美しすぎるホットケーキ!魅力的なお菓子たち
実は、口コミサイトの写真を見て、ホットケーキがあまりにもキレイで美味しそうだったので、連日行ってしまいました。
3日間連続で来店した人もいましたよ、と聞いて同じように感じた人がいると思うと嬉しくなりました♪

メニューには、スイーツではなくお菓子と書いてあるのも、オーナーさんのさりげないこだわりですね♪
また、今ではパンケーキと呼ぶことが多くなったのが、あえてホットケーキと表記しているのも、なんだか昔懐かしく温かい気持ちになります。
オーナーさんが「ケーキ焼くところ撮りますか?」と言ってくれて、早速のシャッターチャンス。

形も厚さも均一で本当に美しいホットケーキですね。
音も静かで、ひっくり返すとこの通り!
なんてキレイな焼け目でなのでしょう♪

2日目のコーヒーは何番にしようか悩んで、女性の店員さんにおススメを聞いたら、壱番が好きということでそれを選びました。
壱番は「珈琲らしいキリっとした苦みとほのかな甘み」のコーヒーです。
そして今回は、コーヒーカップも選ばせてもらって大好きな白の少し表面に凹凸があるカップにしました。
コーヒーはやっぱり優しくてとても飲みやすいです♪

念願のホットケーキが完成しました!
あんこを追加のトッピングにして、本当に食べるのがもったいないくらいキレイですね。
メープルシロップとバターが脇に添えられていて、全部かけて食べるほうが良いのか、オーナーさんに聞くと、自分はまず最初はそのままで食べてから味変します!と聞いて私も同じようにいただきました。
しっかり弾力があって食べ応えのある大満足の一品でした!


あんバターのホットケーキを2枚ペロリとたいらげたのに、どうしても気になるケーキを発見してしまい…。
キャロットケーキを追加で注文してしまいました。
野菜だし大丈夫だよね、と謎の問いかけを自分にしつつ完食させていただきました!
人参のラぺもそうですが、少しスパイスが効いて甘みとのバランスが絶妙なんです♪
上にのっているクリームも甘すぎずとっても美味しかったです!

オーナーはまるで金木犀のような人♪
オーナーさんは、もともと会社員からの転職と聞いて、なぜこのようにお店を始めたのか、きっかけを聞きました。
学生時代に珈琲館でアルバイトをして、コーヒーも好きだけれど、こういう仕事は老後にもいいかなぁと思ったのがきっかけだそうです。
ただ良く考えると老後体力あるかなと(笑)、どうせなら早く始めたほうが良いだろうと思い、ちょうど応援してくれる人も現れて今に至るということです。
オーナーさんご自身が持つ不思議な引き寄せの力が今に繋がっているように感じました。
そしてチャンスの神様の前髪をしっかりつかめる人なのだなと。

今回、お店の取材をお願いした時に、顔とか出たりするんですか?と気にされていたので、特にお顔を出していただくようにお願いすることはありませんとお伝えしました。
少しホッとした様子でしたが、個人的にはお写真載せたほうが良いと思っていました。
でも、「恥ずかしいから」と、とても謙虚なかたです。
初めてお会いしたのに、謙虚さが自然で、力の入れ加減や距離感が絶妙で、接客の天才なのでは?気づくと私のほうが話過ぎているような(笑)。
金木犀の花言葉を調べたら、下記のような意味がありました。
花の様子から「謙虚」「謙遜」「気高い人」、また香りから「真実」「陶酔」「初恋」などが挙げられています。
「謙虚」や「謙遜」は、金木犀の花の控えめなところを。
「気高い人」は、金木犀はしおれる前に、一気に花を散らしてしまうため、この潔い様を。
「真実」は、離れていても金木犀の香りとはっきりとわかり、隠すことができないため。
「陶酔」は、酔いしれてしまうほどのよい香りであるということ。
「初恋」は、時が経っても忘れない、心に残るよい香りである。
謙虚で控えめでありながら、魅力を抑えられない金木犀は、まさにオーナーさんのようです。
きっとこれからも珈琲屋 金木犀は、静かに香り続けるのだろうと思います。
珈琲屋金木犀
住所:東京都国分寺市戸倉1丁目14-1
アクセス:西武国分寺線「恋ヶ窪駅」徒歩約4分
営業時間:7:00-19:00
定休日:火・水

























