早春の殿ヶ谷戸と「カタクリ」を楽しむ!国分寺・殿ヶ谷庭園

国分寺の景勝地として知られている殿ヶ谷戸庭園では、四季折々の花々が楽しめます。

私も散歩がてらに何度も訪れていますが、特におすすめなのが春の息吹を感じる3月、そして新緑の4〜5月です。

3〜5月は園内では様々な花々を見ることができますが、特に目玉なのがカタクリです!

都内で見ることはほとんどない貴重な花ですよね。

今回は、2023年3月18日(土)〜3月26日(日)に開催された『早春の殿ヶ谷戸とカタクリを楽しむ』に行ってみました!

新緑の緑が一面に広がる春の庭園

殿ヶ谷戸庭園は国分寺駅南口から、徒歩でわずか2分ほどの場所にあります。

入口の案内所で入園料を支払います。大人は150円(65歳以上は70円)、小学生以下の子どもは無料です。

入口の案内所で入園料の支払いを済ませて、さっそく散策スタートです。

春の庭園は花々でいっぱいでした。いたるところに珍しい花が咲いていました!

竹の小径を通り抜けます。まるで京都を思い起こすような風情のある景色です。

そしてなんと、たけのこがたくさん生えていました!春ならではの光景ですね。

次郎弁天池に進み、紅葉亭まで登っていきます。庭園には地下水が湧出するハケ(崖線)があり、湧水を利用して作られたのが次郎弁天池です。

次郎弁天池から流れるせせらぎを聞きながら、新緑の中を歩くのが、なんとも気持ちいい…!

紅葉亭に到着し、少し一休み。高低差を利用して造られた庭園なので、紅葉亭からは次郎弁天池など、庭園内を一望することができます。

紅葉亭は名前の通り、秋にはモミジの紅葉が見事な場所ですが、春もまた新緑が美しい癒しの景色を楽しめますね。

3月中旬~3月下旬が見ごろの貴重なカタクリ

お目当てのカタクリは、庭園奥の紅葉亭に向かう丘の斜面一面に咲いていました!

すごい…!美しい紫色のカタクリが群生しています!見事な風景です。

カタクリというと、野山でしか見ることができないと思っていたのですが、国分寺駅からすぐの庭園で見れるとは驚きですよね。

東京都内で見れるとあって、カタクリを目当てに大勢の人が見に訪れていました。

カタクリは、花びらを反り返らせたかわいらしくも美しい形と、紅紫色の色が特徴です。

早春に芽生え、花を咲かせるのはわずか2週間だけ。

さらに水はけのよい西日の当たらないところでしか育たないともあって、見られる場所が限られる貴重な花です。

今回訪れた日は、『早春の殿ヶ谷戸とカタクリを楽しむ』と題した春の催しが開催中でした。
期間中は展示室でカタクリにちなんだ俳句を募集する『カタクリを詠む』が実施されています。詠んだ句は展示室に掲示されるのだとか。なんとも風情のある催しですね!

色とりどりの花々が咲く殿ケ谷庭園

カタクリだけでなく、この時期はたくさんの花々が咲いていました。

庭園の入り口には今見頃の花々が掲示されています。

春の3〜5月は、サクラ、フジ、ニリンソウ、タンポポ、キクモモ、タマノカンアオイをはじめさまざまな花が見られるそうです。

こちらはシャガというお花です。薄紫色の花びらがとてもきれいでした。

殿ケ谷庭園は国の名勝にも指定されている、都内でも随一の庭園です。

国分寺駅からすぐの場所にありながらも、自然を感じられるのが利点です。

花々や新緑を観賞できる春はとってもおすすめです!

1〜2時間程度で気軽に見て回ることができるので、国分寺にお立ち寄りのさいぜひ訪れてみてください。

『早春の殿ヶ谷戸とカタクリを楽しむ』(殿ヶ谷庭園)
住所:東京都国分寺市南町2-16
アクセス:JR中央線・西武国分寺線・西武多摩湖線「国分寺駅」徒歩2分
営業時間:9:00-17:00
電話番号:042-324-7991
※臨時休業する場合があります。最新情報は店舗にご確認ください。
休園日:年末・年始と公式サイトに随時記載

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。