「牛肉の料理」と言って、思いつくメニューって何でしょう?
多くの人は、きっと焼肉、ステーキ、牛丼、すき焼き、あたりを思い浮かべますよね。
でも、どれもメジャーな料理ですから、味付けも予想できてしまうのでは?
そんな牛肉に対する通念を根底からくつがえしてくれるのが、2017年開業の、東京和牛ダイニング赤BEKO亭さんです。

国分寺駅南口から徒歩4分、花沢橋通りの少し手前のビルの地下にあるお店は、路面の下り階段から少しだけお店が見えるような作りになっています。

黒板に書かれたランチメニュー、なんだかとっても豪華そうなラインナップです。
牛さんも可愛いですね。日によって店内にいることもあります。
お客様に喜んでもらいたい想いがあふれるお店作り
取材当日は、2月初旬でしたが、階段を降りてびっくり!
巨大な瓶に早咲き桜の枝が豪快に活けられているではありませんか。思わず見とれてしまいますね。
こんなエントランスの飲食店、なかなか見かけません。


入り口ドアの横にも立派な桜の枝が。店内に入る前から「ほぉ〜!」と感動してしまいますが・・・

ウエルカム桜はまだまだ続きます。入り口正面のカウンターの上にも桜が飾られていました。

取材した日は、牛さんは節分のお面でおめかして、店内で出迎えてくれました、やっぱり可愛い♪
こんな感じで、席に座る前から、おもてなしのディスプレイで圧倒されてしまいます。
「お客様が喜ぶことなら何でもします!」という想いがヒシヒシと伝わってきますね。
この情熱は、もちろん料理にも存分に発揮されていますよ!
野菜もたくさん食べてほしい!採算度外視のランチ

さて、気になるランチメニューですが、もちろんすべて牛肉を使用したお料理です。
しかしながら、ランチセットに添えられている季節のお野菜、スープ、ごはんもあなどることができません!

まずサラダ。火が通ったモヤシや根菜類にしっかりドレッシングがからんでいてとても食べ応えがあります!火が通った野菜をサラダで提供してくれるお店って、なかなかないと思うのです。
メインはお肉だけど、お野菜もたくさん食べて欲しい!という愛を感じます。

そして、お待ちかね、一番人気の「シェフのおまかせセット」です!
手前の、ハンバーグのように見えるものは、タルタルステーキです。
お肉の仕入れと、料理の腕があってこそのスペシャリテ。1000%美味しいです!!!
フライも付いていて、ごはんを少なめでお願いしてもお腹いっぱいになります。
でもなぜか食べられてしまうんですよね。「美味しい」の魔力ですね。
ごはんも産地にこだわった美味しいお米なので、本当は少なめにしたくないのですが(笑)。
コーヒーカップに入れられたスープですが、その日の仕込みで出た、様々な食材で出汁を取ってあり、卵やお肉のかけらも入っていたりして、この一品だけでも立派な料理と言えるレベルです。
他のメニューもそうですが、これだけの原価のかかる食材を使っていながらこのお値段は、まさに採算度外視ですよね。
ありがたく、ありがたくいただきます。
サプライズ感満載のディナー
すでにランチでサプライズ感満載なのですが、ディナーはどんな感じなのでしょうか。

こちらが夜のメニューです。定番メニューに加えて、「今週のおすすめ」も5種類もあります。
うわー、これは・・・初めての時は迷ってしまいそうですね!
そんな時は、オススメをピックアップしたコースにもしてくれるので、ぜひ前もって相談してみてくださいね。
ここで、過去のメニューをいくつかご紹介していきますが、店主の国分さんは、常に新しいことにチャレンジされているので、どれも一期一会。

まずは、突き出しです。
朱色の器に盛られて、美しい・・・もうこれだけで満足してしまいそうですね!

こちらも突き出しなのですが、桜の季節になると、桜の枝が添えられてさらに豪華さが増していることもあります。
もう感動しかありません・・・突き出しでお酒2杯はイケますね(笑)。

こちらは、ハンバーグです。この時は、お野菜を下敷きにして、上からオリジナルのソースをかけたスタイルでした。
赤べこさんのハンバーグは、フライパンとオーブンの両方を使ってじっくりと火を入れていくため、とても手間暇がかかります。なので、本当に美味しい!!!
ただ、手間暇かかる分、いつでもメニューに登場するわけではありません。
お店に行って、メニューにハンバーグがあったら、私は迷わず注文します(笑)。


ただ肉を焼くだけでは終わらない、創作料理の数々。
どの部位も最高の焼き加減でとても美味しいのですが、煮込んだ牛タンはお箸で割れるホロホロの柔らかさで、個人的にはものすごく好みです!

こちらは、山菜の一品料理。
お野菜もこんなにステキに主役料理になってしまうなんて、すごい!

ちなみに、お料理に合わせる飲み物ですが、アルコール・ソフトドリンクとも、ほぼ一通りの種類が揃っています。お肉だからといってワインだけではなく、ビールはもちろん、日本酒・焼酎・ウィスキーと網羅。

なんと梅酒は自家製、そしてカクテルまであります。
どの飲み物も、良心的すぎるお値段。ソフトドリンクに至っては300円!
これも愛なんですね。
同じところに留まらないクリエイティビティ
独創性に満ちたお料理の数々ですが、冒頭でご紹介した入り口ディスプレイのように、店内全体も工夫を凝らした手作りの内装です。


目を引くインパクトもあるけれど、アンティークの引き出しや食器棚がさりげなく置いてあったり、懐かしくホッとするような雰囲気もあります。

お料理で存分に発揮されているクリエイティビティは、お店作りにもいかんなく発揮されています。看板や目隠しを手作りしたり、お店のレイアウトもずっと同じではありません。
「ずっと同じことはやらない」という店主・国分さんの気概が強く感じられます。
そんな国分さん、福島県のご出身です。店名にもなっている「赤べこ」とは、赤い牛の形をした会津若松の郷土玩具。「べこ」とは東北のことばで「牛」という意味・・・なるほど!それで。
お料理に使う野菜は、国分寺の「こくベジ」も使っていらっしゃいますが、福島から野菜やお米を取り寄せることも多いようです。特に山菜は絶品です♪
そして何より、牛肉一頭買いの免許を保持されている、牛肉のエキスパートでいらっしゃるのです!
お肉料理って、素材の良さも大切ですが、火入れの加減がメチャクチャ重要だと思うんですね。
だから、どんなに素晴らしいブランド肉を扱っていても、調理で味がイマイチになってしまうお店もある中、国分さんのお肉の調理の腕は抜群です。
しかも、お若い頃から、和洋中あらゆるジャンルの飲食店で腕を磨かれてきたそう。
独創的な料理を次々と生み出されていますが、単なる思いつきではなく、確かな経験に裏打ちされているのです。信頼は絶大ですね。
ですから、ファンは多く、遠くからわざわざ食べにいらっしゃるお客さまに、親子3代で通う常連さん。「赤べこ貯金」をして年に数回、思い切り贅沢しにくる学生さんもいるそうですよ。
私もオープン当初に偶然知ってから、「牛肉食べるなら赤BEKO亭さんで」と決めています。
いつも、思いもよらないようなサプライズをたくらんでいる国分さん。
過去には期間限定でタルタルステーキのサンドイッチも登場しました。

こんなサンドイッチ、見たことも聞いたこともありません!これは美味しかったな〜♪
そして、節分には毎年恒例、お肉の恵方巻き(テイクアウト限定・予約制)もお楽しみです。

店頭には手描きのチラシが。なんと複数種類の牛肉が巻かれ、さらに一番外側もお肉なのです!
予約して受け取って、切ってみて衝撃・・・・ごはんがほとんどありません(笑)。
アボガドや卵も入っていて、まろやかでやさしい味わいだけど濃厚なおいしさでしたよ。

今年はもう終了してしまいましたが、気になる方はぜひ来年予約してgetしてくださいね!
いかがだったでしょうか?
あらゆる意味で、赤BEKO亭さんは、どこを探しても他では無い、唯一無二の存在だと思います。
お店に来て、お料理が運ばれて来て、味わって。
あなたもきっと、そのたびに驚きで笑顔になったり、目を閉じてうなずいたりするでしょう。
ぜひ一度、体験してみてくださいね。
東京和牛ダイニング赤BEKO亭
住所:東京都国分寺市南町3-22-11 エスパース ラ・ヴィ B1F
アクセス:JR中央線「国分寺駅」南口徒歩約3分
連絡先:042-316-8299
営業時間:ランチ 11:00〜14:00(ラストオーダー13:30)
ディナー 17:00〜22:00(土日祝は15:00〜22:00)
水木ディナーは完全予約制 金土日祝ディナーは予約優先・予約終了次第閉店
定休日:月・火曜日(祝日は営業)
駐車場なし