国分寺はサブカルチャーの街として知られています。街を歩くと古本屋やレコード店、個性的な喫茶店などに出会えるのです。
特に古書店は市内に10店舗以上あり、個性的な店がどんどん増えています。マニアックな本からお宝本まで見つかる、本好きにはたまらない街です。
今回はそんな国分寺の古書店の中から、国分寺駅北口からすぐ近くにある古書 七七舎(しちしちしゃ)をご紹介します。
駅前商店街にポツンとたたずむ、レトロな書店
古書 七七舎は、国分寺駅北口から徒歩2分ほどの商店街にあります。
2016年にオープンした比較的新しい古書店です。
ポツンと小さめの店構えですが、店の中にも外にも本がぎっしり並んでいます。蛍光灯がレトロな雰囲気をかもしだしています。
今回は夕方の買い物の帰りに訪れたこともあり、帰宅途中に本を探しに立ち寄る人でにぎわっていました。
店の外には文庫本が中心に並べられ、どれも100円でした。案外、こういう中から掘り出し物が見つかるんですよね。
ただ本を楽しむ時間が流れる、奥深き世界観
店内に入ってみます。天井までぎっしり並べられた古書たち。床の近くにまで所狭しと並べられています。
落ち着いた感じの音楽が流れ、古き良き本屋の雰囲気がなんともレトロです。
本をしっかり探す人、ただ本を眺めに来た人、それぞれが本棚の前で足を止めて、思い思いの時間を過ごしている様子がありました。
静かな空間でただ本を見るだけの時間が流れる…。本好きにはたまらない空間ですね。
時間も忘れて、タイムスリップしたかのような異空間を体験できました!
ただ本を眺めに来てもいいような、とても居心地の良さを感じましたね。
普通の本屋に置いていない、マニアックな本の数々
古書店にもいろいろあり、選書や店主の思い入れで全然雰囲気が違うものですよね。
古書 七七舎に「正統派な古書店」のイメージを持っていましたが、実際に来てみて「おしゃれで個性的な古書店」だと感じました。
王道の文学や歴史書のほかにも、音楽や映画などの芸術関連の変わった本が多く置かれていました。だからこそ、おしゃれな印象を受けたのかもしれません。
昔の音楽雑誌シリーズです。
私が気になったのは『国道16号線』という、タイトルからしてマニアックそうな本。
全体的に選書のセンスの素晴らしさを感じました。店主の本好きの熱意が伝わってきます。
置かれている本は定期的に入れ替わるので、みなさん足しげくお店を訪れるようです。
店の奥ではリピーターらしきお客さんが、探している本について店主さんと熱く語り合っている様子もありましたよ。
さらにはサブカルチャーの街・国分寺らしく、昔のカセットテープや喫茶店のマッチなどのレトロな雑貨も販売されていました!
古書 七七舎は、駅前にありながら昔懐かしい雰囲気を味わいながら、マニアックな本に出会える古書店です。
本好きの方も、レトロ好きな方も、サブカルチャーの発信地でもある国分寺の古書店をめぐってみてはいかがでしょうか?ハマると思いますよ!
国分寺を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください!
古書 七七舎
住所:東京都東京都国分寺市本町3-11-16
アクセス:JR中央線・西武国分寺線・西武多摩湖線「国分寺駅」徒歩2分
営業時間:11:00-20:00
電話番号:042-359-0830
定休日:火曜日
※臨時休業する場合があります。最新情報は店舗にご確認ください。