食欲の秋。いろいろおいしいものがありますが、新そばを味わえる季節でもあります。
今回は、国分寺でとっておきのおそば屋さんを見つけたので、ご紹介しますね。
名前は「手打ちそば菊谷」さん。
場所は、国分寺駅北口から歩いて5分ほどのところにあります。
まだ真新しい店がまえ

木目が美しい白木の板壁や、紺色ののれん、紺地に「手打ちそば」と白く染め抜かれたのぼり旗もまだ新しいです。

「そば菊谷」の文字が、かわいらしいですね。
和モダンな内装


中は、和モダンな内装と間接照明で、おしゃれな空間です。

厨房のようすがうかがえます。

これは、造り酒屋などの軒先によく吊るされている杉玉ですね。
日本酒にも力を入れていることが伝わってきます。



一つひとつのインテリアアイテムに、店主さんの美意識が感じられます。
BGMには、落ちついた洋楽や邦楽のロック、ポップスが流れていました。
充実したメニュー
この日、アルバイトの方が急病で店主さん一人のワンオペ営業になってしまったため、限定メニューでの提供とのこと。
とても恐縮されていました。


しかし「あっ、これならお出しできるかな」「これもできます」と、いろいろ融通をきかせてくれる店主さん。
ちなみに普段のメニューは、次のようにとても充実しています。

冷たいおそばも、温かいおそばもおいしそう。

天ぷらは、松・竹・梅から選べます。

こちらも、おいしそうですね。

酒の肴も、たくさんあります。

そしてお酒もいろいろ。

この他に、季節の味覚が看板に書かれています。
さて何をたのもうかな。
おいしそうなおつまみがたくさん書かれているのを見たら、日本酒が飲みたくなってきました。まだお昼ですが、この後の予定はありません。
「よし、飲んじゃえ!」
この頃には、急病の方に代わって別のアルバイトの方がピンチヒッターで到着し、お店も少し余裕が出てきた様子。
お酒と先付け、おつまみ盛り合わせ、もりそばの「菊さんほろ酔いセット」は頼めるか聞いたら、大丈夫とのことでした。
「天ぷらもいいな。せっかくだからいろいろ食べたい」
確認したら、普段のメニューにあった天ぷら盛り合わせの松・竹・梅も出せるとのことです。思いきって、天然えび二尾、穴子、野菜6〜8種が食べられる「松」を選びました。
まずは一杯

日本酒をたのんだ人は盃を選べるうれしいサービスがありました。どんな器を使うかで、お酒や料理の味わいも違ってくると思います。
どれもステキで迷いましたが、今回はシンプルな白い盃にしました。

こちらがたのんだセットのお酒「四季桜」です。

まずは、クイッと一杯。
飲みやすくておいしいお酒です。

先付けは、しいたけの軸煮。
さっぱりした佃煮という感じで、日本酒によくあいます。
豪華な酒肴盛り合わせ
続いて、大皿に盛られたおつまみが来ました。

見てください、この豪華さ。
奥が左から、鯖の燻製、玉子焼き、ししとう煮。
真ん中が左から、糠漬け、焼き味噌。
手前が左から、チーズのかえし漬け、鴨味噌きゅうり、梅、昆布煮です。
どれもおいしそう。
では、いただきます。
鯖の燻製は、身がぎゅっと締まり、うま味も凝縮されています。
噛むと、ほどよい油とスモークの豊かな香りが口の中に広がります。
玉子焼きは、甘すぎない私好みの味付けで、玉子の味がしっかり感じられます。
焼き味噌は、そばの実入りでサクサクと心地よい歯ごたえ。
塩辛すぎず甘すぎず絶妙です。
チーズのかえし漬けは、元々濃厚なうま味のチーズをおそばやさん秘伝のかえしに漬けたわけで、これがおいしくないわけがありません。
そのほか、どれもこれもお酒が進む品ばかり。
ちびりちびり飲んだはずですが、四季桜のとっくりは、酒肴盛り合わせがなくなる前に、あっという間に空になってしまいました。
たまらずお酒を追加
まだおつまみも少々残っている上に、天ぷらがひかえています。
これはもう一本いくしかない。

今度は「辨天娘(べんてんむすめ)」という鳥取のお酒にしました。

こちらはキリリと辛口で、揚げ物にも合いそうです。
天ぷら登場
のこりのおつまみを食べながら辨天娘を少しづつ飲んでいると、

天ぷらが来ました。
えびが2本とアナゴ、野菜もニンジン、しいたけ、レンコンなど盛りだくさんです。
変わったものでは、八王子しょうがとリンゴも。
食欲をそそるゴマ油の香りが、たまりません。
さあ、熱いうちにいただきましょう。
天ぷらの衣は白く上品で、油っこさを感じさせません。
それぞれの食材への熱の通し方がすばらしく、味や香りが引き立っています。
また、えびはプリプリ、レンコンはサクサク、ピーマンはパリパリとここちよい食感を楽しめました。
たくさんいただいたにもかかわらず、胃にもたれることもありませんでした。
おいしいおそばに大満足

そしていよいよ、締めのもりそばの登場です。
まずは2〜3本お箸でつまんで何もつけずにすすると、新そばのさわやかな香りが口から鼻にぬけていきました。細切りながらコシもあり、のどごしは抜群。
バランスのよいツユにつけると、さらにおいしさがふくらみました。

こちらは、薬味のワサビと辛味大根です。
ちょっとずつおそばに合わせて食べると味の変化を楽しめます。
おいしいおそばは、あっという間におなかの中へ。
これならいくらでも食べられそうです。

最後にそば湯をいただきました。
やさしい店主さんがつくる心地よいひととき
こちらのお店では、お付き合いのある全国の農家さんからそばの実を仕入れて自家製粉されているそうです。

天ぷらに使う油は伝統製法で作られた「関根のごま油」。
天種も選びぬかれた旬の食材。
おつまみもお酒に合う食材に一つひとつ手間暇かけて作られています。
さらに、お店の内装やBGMなどにも美意識が感じられます。
何から何までこだわりぬかれているので、店主さんは職人肌の少し気難しいタイプだと思われる人もいるかもしれません。
でもそんなことはなく、とても気さくでやさしそうな方です。
ピンチヒッターで来られたアルバイトの方と店主さんのやり取りを見ていても、うちとけてリラックスした空気が伝わってきました(もちろん接客は礼儀正しくて丁寧です)。
いくらおいしいお店でも雰囲気がギスギスしていたりピリピリしていたら、客も落ちついて料理を楽しめませんよね。
その点こちらのお店は、和やかで家庭的な空気感でいっぱいです。
店主さんのお人柄でしょうね。

手打ちそば菊谷さんがオープンしたのは、2024年の12月。
まだ新しいお店です。
元々、店主さんは弟さんと一緒に巣鴨で同じ「手打ちそば菊谷」という名前のおそば屋さんを営んでいました。
巣鴨のお店はそば好きの間ではよく知られた名店です。
しかし国分寺の店主さんは、ご家族との時間を大切にしたいということで巣鴨のお店は弟さんにまかせ、お住まいに近いこの地で新たにお店を始めることにしたそうです。
これからますます地元に根付き、国分寺を代表するおそば屋さんの一つになっていくことでしょう。
みなさんもぜひ手打ちそば菊谷さんに足を運んで、こだわりの料理やお酒を味わい、心地よい時間を過ごしてください。
手打ちそば菊谷
住所:東京都国分寺市本町3-7-23 1F
アクセス:JR中央線・JR中央本線「国分寺駅」から徒歩約5分
西武国分寺線・西武多摩湖線「国分寺駅」から徒歩約5分
TEL:042-404-2202
営業時間:ランチ 11:30-14:30(ラストオーダー)
ディナー : 18:00-21:00(ラストオーダー)21:30閉店
定休日:月曜日、火曜日は夜のみの営業(月曜日が祝日の場合は営業、翌日火曜日が休みで水曜日が夜のみの営業)

























