本場の味が楽しめるラオスタイ料理店・スクサバーイ/国分寺駅南口

国分寺駅南口徒歩5分・本格的な味わいのラオスタイ料理が大人気の「スクサバーイ」をご紹介します。

こちらは2008年にOPENした、地元で長く愛されているお店です。
シェフはラオス出身の女性で、日本人とのご結婚を期に来日され、日本であまり馴染みのないラオス料理を気軽に楽しんでもらいたいという想いから開店されたそうです。

一度食べると忘れられなくなるおいしさで、根強いファンは国分寺だけでなく、わざわざ電車に乗って訪れる人もいるとか。

お店の前に立つだけで、東南アジアに旅行したような気分になれます!センス溢れる店構えに期待感が膨らみます。さっそく中をのぞいてみましょう。

ラオスの調度品がセンスよく配置された店内

お店の中も、外観同様にアジアン気分満載です♪タペストリーや置き物、布張り天井と、隅々までインテリアのこだわりが感じられます。平日のランチタイムはたくさんの人でにぎわっています。なんだかテーブルにつく前からワクワクが止まりません。

お店の奥には感じのいい小上がり席があります。6〜7人は座れそうでしょうか。広々としていて、グループでワイワイしたり、赤ちゃんのいるファミリーが座っているのもよく見かけます。子どもがいても安心して過ごせるお店、貴重ですね。

席に着くと、カットしたライムが入ったお水を出していただきました。細かな気配りは、インテリアだけではないのですね!これだけでもう、幸せな気持ちになれます♪

豊富なランチメニュー

さあ、ランチは何をいただきましょうか?たくさん種類がありますが、写真付き、辛さの目安表示もあってとってもわかりやすいです♪
単品で注文するほか、サラダ・スープ・コーヒーの3種類のオプションをつけることもできます。サラダもスープも、ちゃんと手間のかかった素晴らしい一品なんですよ!

メニューの最後には店名の由来が記載されています。
ご飯系、焼きそば系、汁麺系でなんと13種類!めちゃめちゃ迷うなぁ〜♪さらに春巻きのサイドオーダーまであるじゃないですか。お料理の辛さは、お願いすると調節もしてくれます。

一番人気!パッタイ

個人的にはご飯モノが好みなので、ついついガパオやカレーを注文してしまいがちなのですが、今回はかねてより気になっていたパッタイを注文しました!まずは外せないオプションのサラダから。

サラダは、お店オリジナルの卵黄ソースと手作りスイートチリソースの2種類から選べます。サラダのソースが手作りだと、個人的にはものすごくポイント高くなります(笑)。しかも2種類から選べる・・・・これは迷います。
卵黄ソースって珍しいですよね。まろやかな優しい味で大好きなのですが、今回はスイートチリにしました。スイートとはいえ、、なかなかにパンチのある辛さでした、おいしい!
スープは、その日によって種類が変わります。ココナッツベースの日、トムヤムの日、そして今回は・・・。

はい、鶏団子の日でした!いかにも手作りな感じのお団子から良いダシが出ていて、とってもおいしい♪ 沈んでいて見えにくいですが、シャキッとした人参とタマネギの千切りも入っています。恐らく、なのですが注文を受けてから仕上げているのでしょう、たいていメイン料理より後にスープが出てきます。具がクタッとしていないのも、作り置きしていないからなのかなーと思っています。
では、ちょっぴり出し惜しみしましたがメインのパッタイはというと・・・

ジャーン♪すごい迫力です!生のニラ・もやし、ナッツと唐辛子がたっぷり添えられていて、好みの味になるように調節しながら食べ進めることができます。味変も楽しめますね、もう最高!
パッタイは、米粉の麺を炒めたもので、干しエビとタマリンド(豆科のフルーツ)が味のベースになっています。ここにニラと卵も入り、大ぶりの海老もついて、具沢山ですね。パクチーも気前よくのってますよー♪

食べ始めると、干しエビのコクが口の中に広がり、もうもう、まったく箸が止まりません!ナッツと唐辛子を混ぜ込むと、香ばしさと辛さで味に深みが増します。さらに生のニラ・もやしを合わせると、口の中の油分がサッパリとしてリセットされます。このまま無限に食べられそうな気がしてきます(笑)。
「スクサバーイのランチはパッタイ一択!」と言っている人もいるのですが、その気持ちがとっても分かりました。

こちらは、パッタイと並ぶ人気の王道メニュー、鶏肉のガパオです。この細かすぎない鶏肉のプリっとした食感と、辛さとコクの深みが絶妙な味付けは、なかなか他では味わえない気がします。私はこのガパオで、スクサバーイさんのファンになりました。

こちらは、サイドオーダーの揚げ春巻きです。これが本当においしい!パリッと揚がっていて、油っぽさがありません。中の具はとてもジューシー、ひとくちで食べられるサイズ感がまたうれしいんです。
この時、他のテーブルでも揚げ春巻きを食べている方がいらっしゃいました。アジア系外国人とお見受けしましたが、「あちこちで揚げ春巻き食べたけど、ここのが一番です!」と言いながらお会計していたのがとても印象的でした。

もちろん、生春巻きも間違いのないおいしさ。ちょい足しサイドオーダーにピッタリです。
なぜこんなにもおいしいのでしょうか?その秘密は、市販品・加工品・冷凍品を使わずに手間ひまかけた丁寧な仕込みにあります。スープは寸胴で出汁を取るところから始めて、各種料理のペーストやソースは手作り。食材の下処理もみんなで手作業で行っているそうです。
スパイスなど調味料も、できる限り現地のものを使用。

忘れられなくなる味の正体は、この妥協しない情熱だったのですね!
ランチはタイ料理がメインですが、夜はラオス家庭料理が楽しめます。こちらも見逃せませんねー!画像は夜メニューのほんの一例です。

根強い人気を支える温かい雰囲気

ランチタイムは、開店からほどなくして満席になることが多く、お客さまの年齢層もとても幅広いです。みなさん、「Pちゃん」の愛称で親しまれているラオス人女性シェフの味のトリコ。
ホールは日替わりで女性スタッフの方が入られますが、気さくでフレンドリーながら、仕事が早くしっかりと気遣いもしてくださるステキな方々ばかり。
この温かい雰囲気がお店の根強い人気を支えているんだなあと感じます。

帰りぎわに、「おいしかった、また来るね!」と厨房に声をかけていくママ友グループやご夫婦をよく見かけます。
そしていつも思うのが、お客さまもスタッフの皆さんも、本当にPちゃんが大好きで大切に思っているということ。料理の味もさることながら、ステキなインテリアやお水に至るまでの細やかな心配り、子ども連れのお客さまへの温かい配慮、納得できることばかりです。

これは若くして言葉も解らない日本に来て、子育てもしながらお店をずっと切り盛りしてきた、大変なご苦労があったであろうPちゃんだからこそできることなのだと感じます。
これからもずっとこの素晴らしいお店を続けて欲しいと思っているから、いろいろな事情でお店が長くお休みになることもあるのですが、みんなちゃんと待っているんです。

今はSNSでタイムリーな発信ができる時代ですから、このような営業スタイルはヘルシーに長くお店を継続させるためには正解なのではないでしょうか。
ということで、お店に行く前は、Instagramをしっかりチェックしてくださいネ!

いかがだったでしょうか?料理への情熱と人への優しくて温かな愛情に満ちた、パワースポットのようなお店「スクサバーイ」。お散歩の途中に、ぜひ立ち寄ってみて下さいね。

スクサバーイ
住所:東京都国分寺市南町3-13-11
アクセス:JR中央線「国分寺駅」南口徒歩約4分
連絡先:042-207-7911
営業時間:火〜金 ランチ 11:30〜14:30(14:00LO)
     木〜土 ディナー 17:30〜21:00(20:30LO)
定休日:日曜日・月曜日
駐車場:なし
※現金会計のみ
Instagram:@suksabay_kokubunji

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。