「あーお腹すいたー。がっつり食べたい」
「最近健康が気になる。バランス良い食事を取らないと」
「軽く一杯飲んで帰りたいが」
「今日は家族で外食。どこがいいかな」
「久々に集まった仲間とワイワイやりたい」
そんな様々なニーズに応えてくれるお店があるんです!
国分寺駅南口から徒歩2分!アクセス抜群
国分寺駅南口を出て東寄りの横断歩道を渡り左へ。みずほ銀行の先を右折すると、ひときわ目を引く青い看板が目に飛び込んできます。

ここが本日ご紹介する『青空食堂』です。
内装はこのような感じです。雰囲気がありますね。


店主さんが鉄道好きということで、昔の特急列車の写真が壁にずらり。

とにかくメニューが豊富
一言で言うとどういうお店なの?と聞かれるとちょっと困ります。
大衆食堂?町の中華料理店?居酒屋?
うーん、全部当てはまる。
町中華の定番料理から定食類。焼き魚やお刺身、居酒屋風のおつまみ。昭和レトロなナポリタンがあるかと思えば最近流行の韓国の鶏肉料理ヤンニョムチキンや台湾ターミーメンなどもあり。
ジャンルにとらわれず美味しそうな料理が並んでます。



ただ、チェーン店のような大量仕入れはできないので、メニューによっては売り切れ次第でその日は終了ということもあります。
逆にいつものメニューとは別に、その日おすすめの珍しいものが食べられることも。

おつまみも多彩。お酒が進む進む
私はこの日はもう仕事終わり。
まだちょっと早いけど飲んじゃいますか!
「すいません、瓶ビール!」
サッポロラガービール(通称赤星)があってテンション上がります。

「えーと、つまみは..せっかくだから今日のおすすめの生たこの刺身をいただこうかな。
それと焼き餃子をください!」
生だこは新鮮そのもの。プリプリと弾むような食感が心地良く、噛み締めると濃厚だが上品な旨みが口いっぱいに広がります。

餃子は外はパリッと中はジューシー。
これがビールに合わないわけがない!
純レバ、油淋鶏、揚げ物..まだまだ試したいメニューがあるけれどまた今度にします。
昔ながらの中華そば
「締めは何にしようかな?」
麺類もチャーハンや丼もの、定食類も充実。
迷いましたがやはり定番をということで、今回はメニューの一番上に書いてある中華そばを注文することに。

来ました来ました!
醤油味で具はナルト、メンマ、青菜、海苔、ネギ。
少しちぢれた中太の麺。
東京の昔ながらのシンプルな中華そばです。
近年はラーメンの進化が著しく、次々と斬新な味が誕生しています。
ここ国分寺も数々の専門店が並ぶ激戦地の一つです。
新しいラーメンは確かに美味い。
でもこういうシンプルな味が無性に恋しくなることがあります。
目新しさはないけれど、優しい味わい。
基本に忠実に丁寧に作られた一杯がじんわりと体と心に染み渡る気がしました。
元小学校教師。異色の経歴をもつ店主さんがお店を始めたわけ
聞くところによると、店主さんの前職はなんと小学校の先生だそうです。幼稚園や特別支援学校の先生をしていたこともあるとか。
今こちらのお店の料理を担当されている方は、かつて国分寺駅南口近くにあった居酒屋『唐辛子』で店長をされていました。
お二人がタッグを組んでお店をオープンしたのは2021年とのこと。
意外と最近なのですね。
学校の先生というまったくの異業種から飲食業界に飛び込んだのはなぜなのでしょう?
実は元々飲食店をやりたいと考えていて、お金を貯めるために先生をやっていたそうです。
料理担当の方ともかれこれ30年来の付き合いだとか。
長年の夢を叶えられたんですね。
看板の2つの地図の意味
そう言えば表の看板のデザインでちょっと気になることがありました。

左には群馬県、右には島根県らしき地図が描いてあるのはなぜでしょう?
実は店主さんは群馬県、料理担当の方は島根県のご出身だそうです。それぞれの地元の食材を使った料理を出すことも多いとか。
例えば農家をされている店主さんのご実家から送られて来る下仁田ネギを使った料理は、冬の名物だそうです(今年はもう終わってしまったとのこと。残念..)。
群馬県と島根県出身の二人が二人三脚でここ国分寺の地でお店を営んでゆく。
人と人、地域と地域のつながりの不思議さ面白さを感じます。
地元で愛されるお店に
『青空食堂』がオープンした2021年と言えばちょうどコロナ禍の真っ最中。
昼間に食事を出すことはできましたが、酒類の提供が制限を受け苦しいスタートだったそうです。
その後居酒屋営業もできるようになり、常連のお客さんがついて軌道に乗り現在に至ります。
お客さんはどういう層が多いのか尋ねたところ、赤ちゃんからお年寄りまで幅広く来ていただいているとのことでした。まさに老若男女に愛されているんですね。
土日はファミリーのお客さんで賑わうそうです。
お客さんは国分寺にお住まいの方がほとんどだとか。
国分寺にはおしゃれなレストランやカフェが多いですが、店主さんが考えているのは少し違う方向のようです。
「昔からやっているような町のラーメン屋さんや食堂がどんどん姿を消しているんですよ。そういったものを残していきたいという思いがあります。」
開業してからまだ4年足らずと新しいのに、老舗の町中華や大衆食堂のように地元に根付いている様子。
懐かしいものを大切にしつつ、旬の食材や流行りの料理を取り入れてみたりと創意工夫も欠かさない。
来るたび新しい発見がある素敵なお店です。
皆さんもぜひ足を運んでみてください。
青空食堂
住所:東京都国分寺市南町 2丁目 16-19
アクセス:JR中央線国分寺駅南口から徒歩約2分
営業時間:11:00~21:00
電話番号:090-1052-8647
定休日:火曜日
駐車場:無 (近くにコインパーキング有)