国分寺の街は、おいしいランチがいただけるお店がたくさんあって本当に魅力的ですよね。
中でも、私が特にお気に入りなのは、より個性が感じられる個人店です。
個人店だけでも、迷ってしまうほどの数のお店があります。
ただ、意外と少ないのが焼魚定食が食べられるお店。
どこかにおいしい焼き魚がお昼に食べられるお店、ないかなあ……。
それが、あるんです!
しかも、炉端でじっくりと焼いた、極上の焼き魚、ですよ。
炉端焼きのお店は国分寺市内に何軒かありますが、そのほとんどが夜営業のみ。
でも実は、駅の近くに1軒だけ、昼から炉端に炭を入れて丁寧にお魚を焼いてくれるお店があるのをご存じでしょうか?
ただし、ランチ営業は水・金の週2日のみ。
今回は、そんなとっておきのお店のランチをご紹介しますね。

お店の名前は、季樂。
「焼魚一番!」「旨い焼魚あります」。とにかく、焼魚推しです(笑)。
シブ〜い店構えも相まって、期待感が一気に高まります。

入り口にはメニュー表が立てかけてありました。
魚の種類がいろいろ選べるんですね!
*こちらは2025年末当時のメニューです、2026年はメニューを変更する予定もあるそうです。
国分寺で19年。歴史を刻むレトロな店内
ガラス戸を引いて店内に入ると、そこにはタイムスリップしたかのような空間が広がっていました。

大正ロマン風のポスターに、懐かしの三角ペナント。
昭和時代が舞台の映画のセットにそのまま使えそうな、実に味わい深い雰囲気ですね。
一見、カウンター席しかないように見えますが、奥にお座敷もあります。
カウンターがいっぱいになっていたら、奥に案内してもらえることもあるみたいです。
そして、お店の要ともいえる炉端は、外からもカウンターからも見えるようにガラス張りになっています。

煤(すす)で黒ずんだレンガが渋くてカッコいいです!
この場所にオープンしてから19年目だそうですが、なんだかその何倍も長く存在していたかのような、風格を感じてしまいますね。
あの丸い炉の周りで、たくさんの魚がおいしく焼かれてきたんだなあと思うと、感慨深くなります。
焼きの待ち時間も楽しい、いろどり小鉢
さて、季樂さんの焼き魚ランチは、注文をするとまず、3種の手作り小鉢が出てきます。
魚が焼き上がるまでの待ち時間も、これで楽しく過ごせるというわけですね。




この小鉢たちは、季節や日によってランダムに変わりますが、必ずひとつは温かい小鉢。
ひとつは香の物。そして和え物系、という布陣です。
まるで、お料理上手のお母さんのいるおうちにお邪魔して、ごはんをご馳走になっているかのような、優しさと温かみが沁みわたった滋味深いおいしさで、メインがくる前にすでに感動。
ご飯のお供にもしたいものは、ちょっと残しておくのもおすすめですよ(笑)。

おいしい小鉢でご満悦になりながら見る炉端は、実にいい眺めです。
時には店内に流れている民放AMラジオの軽快なトークにも耳を傾けたりして、待つことがこんなに心地よく感じられるなんて、幸せなことだなあ〜と、ほっこりとした気分になってきました。
無言になるおいしさ!炉端の焼き魚
さて、幸せな待ち時間もつかの間、主役の焼き魚がついに登場です!

どうです?この堂々たるビジュアル。
これは、私の大好物・サバです。気前よくカットされたレモンに鬼おろしもうれしい♪
ご飯もたっぷり。もちろん量は先にお願いしておけば調節していただけます。
お味噌汁は大きめのお椀で、沈んで見えていませんが具もたっぷり入っているんですよ。
お出汁がしっかり効いていて、塩味も絶妙、大満足です。
さあ、いざお魚に箸を入れて……。
もう芯までアツアツになっていて、ホワッホワのプリップリです!
おいしくておいしくて、箸と口を動かすこと以外考えられなくなっていました。
これが炉端焼きの威力なのですね。
無言になって、ひたすら食べ進めました。
こちらは、銀鮭の照り焼きです。鮭も好きなんですよねー。

この日はご飯を少なめにしてもらいました。
でも、この鮭を見たら、もう少しご飯があってもよかったかなー、なんて。
強力なメシ泥棒です。
ちなみに、照り焼きはリクエストすると塩焼きにもしてもらえます。
シンプルな塩焼きで、こちらも極上のおいしさでしたよ。
そしてこちらが、トロホッケです。

この魅惑の焼き色、食べる前からおいしいオーラがハンパない!
まさにトロホッケ、トロトロでうまみ凝縮、素晴らしかったです。
このように、どれをとっても極上の焼き魚たちですが、季節ごとにいろいろなお魚が登場します。
炉端の炭で焼いたお魚がランチで食べられるなんて、とっても贅沢ですよね。
毎回、幸せで自然と顔がニヤけてしまっております。
ちなみに、お刺身の定食もありました。
気になるけど、炉端焼きの誘惑になかなかあらがうことができません(笑)。
心を掴まれるちょっとした心遣い
季樂の店主・泉さんは、炉端焼き一筋の料理人です。
20代の頃は、中野の老舗炉端焼き店「陸蒸気」で修行を積み、フグの免許も取得されたそうです。
そして、先輩料理人の方と独立、その後何店舗か経たのち、個人での開業を決意。物件を探しているうちに、国分寺で出店することになったのだそうです。
なるほど、一度食べると忘れられなくなる味なのも納得です。

店主・泉さん、なかなかのイケメン&イケボでいらっしゃるのですが、料理がおいしいだけでなく、その心遣いが随所にあらわれていて、とってもステキなのです。
ランチはたった一人で営業されていて、ものすごく忙しいと思うのですが、席につくとまず、お水ではなくお茶を出してくださいます。
しかも、夏場は大きなグラスに氷たっぷりの冷たいお茶、暑くない季節は素朴なお茶碗に温かいお茶を。
更に、残り少なくなっていることにすかさず気づいて、おかわりを注いでくださったり。
小鉢を先に出してくださるのも、お客様をお待たせしたくない心遣いからだと思います。
あとは、焼き魚だけの単品や、生卵や納豆などのオプション、小鉢はいらないという人にはマイナス料金……と、あらゆるニーズを想定した柔軟なメニュー構成。これも素晴らしいなと思います。
*2026年はメニューを変更する予定もあるそうです。
忙しい中でも優しい心遣いを忘れない、そんな泉さんに心を掴まれている常連さんが、どうやらたくさんいらっしゃるようですよ。
もちろん私も、すでに心掴まれましたー。
これだけおいしい焼き魚と小鉢ですから、夜もさぞかしきっとお酒が進むことでしょう。
2026年は、夜の季樂にもチャレンジしようと思っています。
高いところにいらっしゃる大きなダルマさんを見上げながら傾ける1杯は、きっとホッとする味に違いありません。

あなたもぜひ、まずは炉端焼きの極上ランチから体験してみてはいかがでしょうか?
季樂
住所:東京都国分寺市本町2-13-7
アクセス:JR中央線・西武線「国分寺駅」から徒歩約3分
TEL:042-328-4255
営業時間:昼の部12:00-14:00(水・金のみ)
夜の部17:00-21:00
定休日:月曜日
駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)

























