国分寺の聖地!音楽とスパイシーチキンカレー、ゆったりした時間が流れるカフェバー「ほんやら洞」

知る人ぞ知る伝説の名店、「ほんやら洞」さんを知っていますか?
70年代から続くお店で、私も国分寺在住の友人に教えてもらいました。
ずっと行ってみたかったそのお店、私もお散歩がてら寄ることができました!

国分寺駅の南口から徒歩3分。殿ヶ谷公園を過ぎた道路左手にふと現れる、ツタに覆われたレンガ造りの建物。まるで物語から抜け出たようなこのお店が「ほんやら洞」さんです!

ドキドキしながら、そっと中を覗き込むと、カウンターが見えます。不思議な世界の扉を開けるように、緊張しながらドアを引くと…。
「いらっしゃいませ!」とお店の方が気さくに声をかけてくれました。

重厚な木のテーブルと山小屋のようなテーブル

店内は右手に重厚な木のカウンターと椅子がズラリ。年月を経て飴色になった家具、アンティークのふりこ時計、流れる音楽と雰囲気たっぷりの店内です。

かっこいい木のカウンター、手前の女性は店員さんです。
棚にはお酒やグラスが並び、夜はわいわい楽しいバーになっている様子。
カウンターの反対左手には大小3つのテーブル席。山小屋の様な雰囲気でとても面白いのですが、満席だったため残念ながらお写真は撮れていません
客層は、若い方から年配の方までさまざまの方が「すごーい!面白いお店だねー」と楽しまれていました。そして私は奥の一人用の座席、秘密基地のような空間でテンションが上がります♪

名物の「スパイシーチキンカレー」を頼みました。

じゃん!!店内の雰囲気に溶け込むようなたたずまいのカレーセット。柔らかなチキンが2切れも入っているカレーにラッシーがついて1000円はお安いですよね♪お味はかなりスパイシーな本格派、汗をかきながらいただきました!ラッシーもシナモンが効いておいしく、辛いカレーと合わせて絶妙でした~。

ライブハウスのような空間、清志郎の歌声

私の座席の後ろはスピーカーで、忌野清志郎さんの歌がずっと流れていました。スピーカーの音がとても良く、また店内のゆったり流れる時間が優しく、私はとても感動してしまいました。清志郎さんの音楽が、心に沁み込むように入ってきました。「ほんやら洞」さんという空間、心が動く音楽。幸せな時間だな~としみじみ感じました。

また、店内奥にはライブのチラシや映画のポスターが貼ってあり、ライブハウスのようでした。私の好きなバンド「台風クラブ」のチラシもありました♪名曲ぞろいなんですよ~。

年月を経た物たち、想いが詰まった優しい空間

「ほんやら洞」さんの店内には古いものがたくさんあります。古いアート系の雑誌、古いコーヒーケトル。そのどれもが大事されて丁寧に並んでいるのが印象的でした。時を経たものが魅力的なのは、誰かが大切にしてきた想いや時間を感じるからなのかもしれません。

また店内のあちこちに、さりげなく活けられた花がとても美しかったです。

右のお写真の女性は、中山ラビさんというシンガーソングライターの方で、国分寺「ほんやら洞」さんの店主さんです。2021年に亡くなられ、現在は息子さんが引継ぎ経営されています。ラビさんのシンガーとしての才能と優しいお人柄に惹かれ、今でもたくさんの人が訪れる「ほんやら洞」さんです。

国分寺に寄られたとき、音楽を聴いてゆっくりしたい時、美味しいチキンカレーが食べたくなった時、こちら「ほんやら洞」さんに寄られてみてくださいね。

カフェ「ほんやら洞」
住所:東京都国分寺市南町2丁目18-3国分寺マンションB09
アクセス:JR中央線「国分寺駅」南口徒歩3分
電話番号:042-323-4400
営業時間:12:00~1:00
定休日:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。