最近集中してやらなければならないことがあり、気分転換に「そうだ、図書館へ行ってみよう!」と近くの図書館を検索していました。
すると「東京マガジンバンク」という聞きなれないワードにひっかかりました。
なんと、雑誌を中心に所蔵している図書館が、西国分寺にあるとのこと。気になったので行ってみることにしました。
まるで美術館のようなおしゃれな外観!
JR西国分寺駅南口から、武蔵野線の高架をくぐり、武蔵国分寺公園に面して都立多摩図書館はあります。
実は2月に一度訪問をしたのですが、改装中で中も外も本来の形ではありませんでした。
今回、改装後の再訪となったのですが、その時は足場などで見えなかった外観は、とてもキレイでまるで美術館のようです。
約6年前に立川から移転したので、まだ新しさが残っています。
大人になってから図書館にはあまり縁がなかったのですが、最近の図書館はこんなにオシャレなのかとびっくりしました。
入館時に総合受付で入館証を受け取って入ります。
コロナ禍の制限が緩和されてきたこともあり、今は175人を上限に入館できるそうですが、
私が行ったときは平日の昼過ぎのため、入館者も少なくとても静かでした。
「東京マガジンバンク」と「児童・青少年資料サービス」の機能をもつ図書館
この図書館は、雑誌の特性を活かしたサービスを行う「東京マガジンバンク」と都内の子どもの読書活動を推進する「児童・青少年資料サービス」の2つの機能を柱にしているそうです。
国内外の雑誌6000タイトルの過去1年分、資料8万9000冊が書架に並んでおり、さらにその他のバックナンバー等も書庫にあり、希望すれば閲覧できるそうです。
館内はとても広々としており、写真などの雑誌の表紙が多いせいか、普通の図書館とは違う雰囲気がありました。
設備も新しく、タッチパネル式の案内板や書庫資料の閲覧などで待つ人用に、呼び出しモニターも完備されていました。その際に入館証が役立つみたいです。
入り口すぐの展示エリアで女性誌の特集が組まれており、展示ウォール一面の雑誌は図書館らしからぬ華やかさを感じました!
「森の中の本の森」がコンセプト
武蔵国分寺公園に隣接しているため、窓際の席からは公園の木々が眺められました。この図書館は、もともと「森の中の本の森」というコンセプトをもとに作られているそうです。
閲覧席は約220席あるそうで、1席1席が広々と使える印象でした。電源タップがついている席も多く、調べ物をしながらのパソコン作業もはかどりますね。
座席間隔をあけるようになっていましたが、少しずつ緩和して、たくさんの人がこの施設を使えると良いなと思いました。
まだ4月のため木々の緑は少し寂しかったですが、これからは新緑がキレイな季節になります。調べ物や勉強に疲れたら、外を眺めて一息入れることもできそうです。
「こどものへや」は子ども向けの過ごしやすい空間
館内奥には子ども専用の「こどものへや」があります。
約13000冊の絵本、国内外の児童書などがそろっており、読み聞かせも楽しめる「えほんのこべや」もあります。
共用の館内は静かなので、親子や子ども同士で気兼ねなく過ごせる子ども専用スペースがあるのはいいですね。
書庫には明治、大正期の貴重な資料も多くあるらしく、子どもだけでなく、大人にも貴重な資料なのではないでしょうか。
子どものエリアには親子で入れるトイレ、授乳室もあり、子連れの設備も充実しているなと思いました。
武蔵小金井で人気のベーカリー、キィニョンが併設
入り口すぐのホールにはカフェスペースがあり、武蔵小金井で人気のベーカリー「キィニョン」があります。
館内からでも、館外からでもアクセスできるようになっていました。
調べ物や勉強の合間に、ベーカリーで小腹を満たしたり、子連れであれば、午前は公園で遊んで、ベーカリーでランチをし、午後はゆっくり絵本を読んだりといった過ごし方ができますね。
天気が良ければ青空の下でパンを食べるのも気持ちよさそう。
都立図書館と聞くと少しお堅い印象も受けますが、地域に根ざした、愛される場所だろうな、と感じました。
私のように図書館から遠ざかっていた人も、こんな雑誌がたくさんの図書館なら気軽に通いたくなりますね。
都立多摩図書館
住所:東京都国分寺市泉町2‐2‐26
アクセス:JR中央線、武蔵野線「西国分寺駅」南口から徒歩7分
京王バス寺85系統「いずみプラザ前」下車、徒歩5分
ぶんバス・万葉けやきルート/北町ルート/日吉町ルート「西国分寺駅東」下車、
徒歩4分
TEL:042‐359‐4020
開館時間:月~金曜日10:00-21:00
土日、祝日 10:00-17:30
休館日:館内整理日毎月第一木曜