ノスタルジックなカフェ「スズメノツノ」の夏メニュー/国分寺市南町

暑い季節のお楽しみのひとつといえば、飲食店の「夏限定メニュー」。
今回は、暑さをおいしく乗り切ることができそうな、カフェの夏限定メニューをご紹介します。

※こちらの記事でご紹介している夏限定メニューは、9月現在、提供されていないメニューも含まれますので、ご了承ください。

お店は、オープン当初からの私のお気に入り・スズメノツノさん。
国分寺駅南口から徒歩6分ほど、昔から「丸山(台)」と呼ばれている三角台地の一角にあります。

三角台地の坂道をのぼり始めると、すぐに見えてくる青緑色のノスタルジックな店構え。外国の田舎町のような雰囲気がただよっていて、なんだかほっこりします。

センスのよいエントランスがステキすぎて、すぐにお店に入るのがもったいないくらいです(笑)。
まずは、いろいろと気になるアイテムをチェックしてみることに。

扉のガラスには「氷」の文字の入った小さな垂れ幕がかかっています。
この垂れ幕ひとつで、吸い寄せられるように中に入りたくなるから不思議。

立て看板には、レギュラーメニューが表示されています。カラフルなマグネットがかわいい♪

そして一番気になるのは、やはりお店の名前「スズメノツノ」。
ツノを生やしたスズメのロゴマークが愛らしすぎる!チュン。

ゆったりと時間が流れるノスタルジックな空間

お店のドアを開けると、木の家具が印象的な空間が広がっていました。

レトロな照明や調度品が、お店の外側同様なんともいえないノスタルジックな空気感を演出しています。
ダークブルーの壁は絶妙な色合いですね。スーッと気持ちが落ち着いてきます。

優しく時を刻むボンボン時計。お店の雰囲気にとても良くなじんでいますね。
窓際には、ひとりで座るのにちょうどいいカウンター席もあります。

柱の角には、それぞれレトロな雰囲気のアイテムがさりげなく置かれていて、楽しい♪
見どころ満載で、ワクワクします!

夏限定・元気が出るガパオライスなどの絶品フードメニュー

さて、だいぶおなかが空いてきましたので、まずはお食事を。
注文は、もちろん夏限定メニューのガパオライスです。

おお、粗挽きの鶏肉と、プルンとした目玉焼きが見るからにおいしそう。もう毎年これが楽しみで♪

ガパオとは、タイの言葉でホーリーバジル、という意味なのだそうです。
つまり、料理に使用するハーブは、イタリア料理などでおなじみのスイートバジルではなく、正式にはホーリーバジルなのです。

しかし、日本ではこのホーリーバジルを売っているお店はなかなかないので、なんと店主さんはガパオライスをメニュー化するために自家栽培を始めたのだそうです。こだわりハンパない!

店内中央のテーブルに、収穫したホーリーバジルがこんなにたくさん。バジルにミントの香りを足したような爽やかな香りがただよいます。

もちろん、こだわりはホーリーバジルだけではありません。
粗挽きの国産鶏もも肉は、弾力ある食感が最高で、噛むたびにうまみが広がります。

目玉焼きにかかったスイートチリソースで、気分は一気にタイへジャンプ!
敢えて辛くしていないので、ピリ辛が苦手な人も食べられますし、リクエストすれば辛くすることもできます。
ちなみに、ご飯の真ん中に埋まっているのは、自家製トマトマリネです。酸味がさわやか!

いろどり美しく、塩味は強すぎずほどよい味付けで、最後までずっとおいしくいただくことができました。暑い国のお食事は、やっぱり食べると元気が出ます♪

夏限定、しかも土日祝だけのメニューですが、こだわりのガパオライスは、ぜひ一度は食べていただきたいひと品です。

フードは、実は夏限定がもうひとつあるんです。
それが魯肉飯(ルーローハン)、こちらも捨てがたく……。豚肉は、丁寧に下処理がしてあり、豚の脂味は風味のみでクドさはなく、八角の香りとともに深いコクを出している逸品ですよ。
台湾で食べたルーローハンより、正直私の口には合いました!

そして、夏の間はお休みしているロールキャベツ。トロリとしたソースがかかって、まろやかで優しい味わいです♪
こちらも人気があるみたいです。

定番メニューは、2種のスパイスカレー。「辛くないけど、スパイシー」と謳われている通り、一度食べるとやみつきになるおいしさです。
カレーはラーメン同様、好みが分かれるところですが、国分寺の中では私は一番好きですね。

ほかにも自家製スモークチキンのホットサンドがあるのですが、いつもカレーの誘惑に負けて、いまだ未経験。次回こそはチャレンジしたいと思っています(笑)。

香り豊かなハンドドリップコーヒー

おなかが落ち着いたところで、食後はコーヒーをいただきます。
中央テーブルのホーリーバジルをしげしげと眺めていたら、店主さんがコーヒーとともにバジルの瓶を私のところにひとつ持ってきてくださいました。

さわやかでスパイシーな、ホーリーバジルの独特の香りとともに、ゆっくりとコーヒーを飲む、至福の時間……。

コーヒーは、オリジナルブレンドが2種と、単一品種のものもいくつかあります。
そのすべてがハンドドリップで提供されます。
コーヒー好きにはたまりませんね。
ドリンクはほかに、デカフェやチャイなど、カフェらしいラインナップになっています。

夏の王様スイーツ・かき氷

さあ、次はいよいよ夏の定番デザート・かき氷の出番です。
スズメノツノさんでは、毎年3種類程度のフレーバーがそろいますが、途中で新たなフレーバーに入れ替わることもあるので、シーズン終了まで目が離せません。

どれもおいしそうで迷ってしまいますが、今回は去年も人気だったという、アメリカンチェリーパイをチョイスしました。

すごい!豪華!色もかわいい♪ 目の前に運ばれてきた途端、「わー!」と声が出てしまいました。
全体像が写るように撮影すると、その大きさが伝わりにくいので、もう一枚。

どーん。
いやー、すごい迫力ですね。
上から、自家製のパイ、そして自家製カスタードソース、メインのアメリカンチェリー。
食べ進めていくと自家製チーズソースがあらわれてきます。

これだけソースたっぷりだと、甘すぎるかな?とも思うのですが、まったくそんなことはなく、自然な優しい甘さが持続します。

見てください、中心部までしっかりとソースが入っています。
画像ではわかりにくいですが、チーズソースもからまって、かき氷というよりは、もはやスイーツ。

この、こだわりの詰まった自家製ソースを最後まで堪能できるよう、ストローが付いているのもうれしいポイントです。

ソースの残りではなく、もうドリンクとして成立してます、ストローあってよかった(笑)。

今回は、夏限定メニューのかき氷をいただきましたが、ほかにも人気のスイーツはたくさんあります。
定番はプリンとチーズケーキ。これが、季節限定のフレーバーになったりするのも楽しみのひとつです。
さらには、季節感をまとったケーキが登場したり、テイクアウト限定の焼菓子があったり。
このようにスイーツは常に目新しさがあり、飽きることがありません。

お店のInstagramでは、新しいメニューが始まると、センスの良い画像とともにお知らせがpostされますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

お店の空気感を作り上げる、細やかなこだわり

スズメノツノさんは、2019年春にオープンしました。
ご夫婦ふたりで営む小さなお店ですが、メニューにもお店のインテリアにも、一貫して細やかなこだわりと気遣いにあふれています。
まるで、店主ご夫婦がそのままお店になっているように私には感じられるのです。

店内をよく見ると、あちこちにさりげなく、昔懐かしい音楽のLPレコードやジャケット写真が飾られています。

レコードは、飾っているだけではなくて、これまた昔懐かしいレコードプレイヤーで、温かみのある音が魅力の真空管ラジオを通して実際に音楽が流れています。
アーリーアメリカンを中心とした、ソウル・ジャズ・ブルース・ロックなどの音楽は、お店の雰囲気に見事にマッチして、ノスタルジックな気分を一層盛り上げてくれます。
店主さん、実は以前は音楽活動もやられていたと聞けば、「なるほど」と納得してしまいます。

冒頭でご紹介したお店のかわいらしいロゴマークも、音楽活動を通して知り合ったデザイナーの方に依頼して作ったものだそうですよ。

なぜスズメノツノなのかといえば……注文の品を待つ間、あれこれ想像をめぐらせてみてください、とメニューに書いてありました(笑)。

ということで、店内にはスズメがいっぱい!

こちらの2枚のイラストは、お店によくいらっしゃるイラスト作家さんが描いてくださったという、スズメ(画面下)とガパオライス(画面上)なのだとか。
お客様にも本当に愛されているんですね。

こんなふうに、あちこちにあるスズメグッズをチェックしながら、店名の由来を考察するのも楽しいものです。

そしてやはり、一番こだわっているのはメニューですね。
メニュー開発は奥様がご担当とのことなのですが、どれを取っても何度でも食べたくなるような絶妙の味付けなのです。
フードもスイーツも、塩味や甘味は控えめなのに、しっかりとした素材のうまみがふんだんに感じられます。

先ほどご紹介したホーリーバジルのように、フルーツもお肉もお米もチョコレートも、素材を妥協なく厳選しているからこそだと思います。
過去には、納得いく素材が入らず、お休みになったメニューもあったくらいです。
しかも、フードの付け合わせやスイーツのソースにいたるまで、ほぼすべて手作りというこだわり。
おいしくて、ノスタルジックな音楽とインテリアに癒されて、何度でも通いたくなるようなこの空気感は、細かいことにも手を抜かない、おふたりの見えない努力によって作り上げられているのかもしれません。

お店のキャッチコピーは、

近くはないけど
遠いほどでもない
ほどよい隠れ家

夏の暑さに疲れを感じてきたら、ぜひ訪れてみてほしいスズメノツノさん。
今回ご紹介した夏メニューの一部は終了していますが、今年も夏ならではのおいしさをたっぷり楽しむことができました。

来年の夏も、またどんなメニューが登場するのか、今から楽しみですね。

スズメノツノ
住所:東京都国分寺市南町2-10-21
アクセス:JR中央線・西武線「国分寺駅」から徒歩約6分
TEL:070-8362-8122
営業時間:12:00-19:00、金曜日のみ12:00-21:00
定休日:火曜日・水曜日
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。