国分寺はカフェの宝庫。
大小さまざまなスタイルで、どれも個性的で魅力的です。
そしてカフェといえば、やはりインテリアはお店の雰囲気を決定づける大きな要素。
今回ご紹介するのは、国分寺の駅前にもかかわらず、店内に一歩足を踏み入れるとまるでアメリカ映画の世界に入り込んだかのような気分を味わえる、アメリカンスタイルのカフェ・ダイニングです。

お店の場所は、国分寺駅南口のバス停の先、殿ヶ谷戸庭園の目の前にある国分寺マンションの1階です。
国分寺マンションは、国分寺市内で最も古いマンションで、歴史とおもむきのある建物。
1階と地下にはたくさんのお店があって、レトロな雰囲気がただよっている場所です。
アメリカンダイナー気分を盛り上げるインテリア

こちらが、お店の入り口です。とってもにぎやかな雰囲気ですね。
オシャレだけどカジュアルな印象です。そして情報量がすごい!(笑)

お店の名前は、club merhee(クラブマーヒー)。
なんだかクリスマスみたいなキラキラ感があって、入る前からワクワクしちゃいます♪
中は一体どうなっているのかな?
さっそく入ってみることに。


うわ〜、めっちゃカッコいい!スタイリッシュ!
アメリカ映画の撮影セットかと思うような、国分寺にいることを一瞬で忘れそうになる異空間です!
そして、BGMはボサノヴァ音楽。オシャレな雰囲気を一層高めています。

カウンターの奥にはウイスキーボトルがズラリと並んでいます。
アメリカっぽい!

反対側の壁はこんな感じです。店内を眺めているだけで、いくらでも座っていられそうです。
格安なのに大満足なランチメニュー
さて、ランチタイムはどんなメニューがあるのでしょうか?

なんと!平日・土曜限定ですが、スープとミニサラダ付きのパスタが税込1,000円です!
このご時世に、なんという太っ腹価格。心配になるくらいですが、とてもありがたいですね。
選べるパスタは7種類もあります。
これまたどれもおいしそうですねー。「茹でる時間も含めて少々お時間をいただきます」と書いてあると、余計においしそうに思えてしまう(笑)。

オーダーすると、ほどなくしてセットのスープとサラダが登場。
1,000円のセットとは思えない、とても本格的な2品です。コンソメスープがおいしい♪
さあ、そして私が選んだのが、こちらのパスタ、ボロネーゼです。

おおお、大きなお皿にたっぷりと!トロッとしたソースと太めのパスタが絡みあっているー!
粉チーズの振りかたもオシャレです♪
そしてフォークを入れてみると……。

チーズをたっぷり含んだソースが濃厚で、フォークがなかなか上がらないです!
太めのパスタは、もっちりとしていて、濃厚なボロネーゼソースと相性バツグン。
クセになりそうなおいしさで、これはもう一皿で大満足ですね。
デザートやドリンクも気になったのですが、おなかいっぱいでこの日はギブアップ。
あらためて、日曜日に訪問することにしました。

前回はカウンター席だったので、今回はテーブル席を選んでみました。
なにげないお水のグラスも、スタイリッシュなデザインで、ライトが当たる黒テーブルに置くとそれだけでいい雰囲気に。
前回のパスタの時もそうでしたが、食器・グラス・カトラリー類にもなかなかのこだわりを感じます。
こうしたひとつひとつの小さな積み重ねが、ステキな雰囲気を作り上げているのですね。
カフェって、本当に雰囲気が大事だと思います。
さて今回は、平日ランチタイムでは提供されていない、タコスにチャレンジすることにしましたよ。
パスタがあのボリュームでしたから、タコスはどうなることやら……(笑)。

うわー!具が大盛りのタコスが2枚も!お皿からはみ出してますけど(笑)。
タコスを二つ折りにしようとすると、ポロポロと具がお皿に落ちていき、これは大変!
トッピングのサルサソースとハラペーニョが見事な塩梅で、お肉・トマト・チーズを一体化させてくれています。絶品ですねー♪
2枚目のタコスは、最初に具だけ少し食べてから、二つ折りにしてみました。
1枚目よりはスマートに食べられましたよ(笑)。

大騒ぎしてタコスをおいしくいただいたあとは、アイスティーでホッと一息。
またしても洗練されたグラスに癒されます。
今回いただいたタコスは、2026年5月現在、「タコス・ナチョスフェア」として、平日ディナータイムと日祭日オールタイムで提供されている限定メニューです。
好評の場合はレギュラーメニュー化の可能性もあるそうです。ぜひレギュラー化お願いしたいです♪
こだわり満載のカフェメニュー
ランチを堪能させていただいたあとは、カフェメニューですね。
先ほどの画像のランチメニューの左側が、カフェメニューになっていましたが、他にもスペシャルドリンクがいくつかあります。

チョコ・ココア系のドリンク、どれもパフェのようにかわいいビジュアルですね!
アルコール入りのものもあります。
このドリンクどれも捨てがたいけど、スイーツも食べてみたいし……いろいろあって決められないので、ちょっとお店の方と相談。
結果、ランチメニューの左側にあった、自家製のmerhee’s cheese cakeと、店主イチオシだというアイリッシュコーヒーをいただくことにしました。
それが、こちらです。

なんとなんと、温かいコーヒーがシャンパングラスに注がれています!
そしてチーズケーキは、メニュー画像はケーキ本体だけだったのに、キレイにおめかししています♪

まずは、アイリッシュコーヒー。
コーヒーは、オーダーが入ってからコーヒー豆を挽いてドリップするというこだわりようです。
そこに、アイリッシュウィスキーと甘味を合わせ、生クリームをトッピング。
シャンパングラスに入っているだけで、優雅な気分が倍増します♪

飲み進めて、クリームとコーヒーが少しずつ混ざり合ってくると、不思議とキャラメルの味に変化していきます。メニューに書いてある通りです!
一杯で味の変化がじっくりと楽しめますね。大人の時間を味わえて、すでに大満足です。

お店オリジナルのチーズケーキは、スイートなお化粧をしている分、ケーキ本体は甘さ控えめです。
さわやかな柑橘の酸味が存分に感じられて、クリームやドライフルーツと合わせるたびに味の変化も楽しめます。
いやはや、フード・デザート・ドリンク、どれも並々ならぬこだわりがありますね、どのような店主さんなのでしょう……?
青春の思い出を投影したお店に広がる交流の輪
club merheeは、2024年4月にオープンしました。
店主のmerhee(マーヒー)さんとMii(ミー)ちゃんのお二人で切り盛りされています。
ご存じの方も多いかもしれませんが、以前この場所では、KBJ KITCHEN→THE LODGEと、音楽とドリンクを楽しむカフェが続いていました。
趣味でバンドをやっているほどの音楽好きのマーヒーさんは、このカフェにお客として通っていたそうです。
その頃は、職業は飲食関係ではなかったものの、ご自宅で「club merhee」と称して20人近くもの人を招いてホームパーティを幾度となく開催。
毎回振る舞われるマーヒーさんの手料理はプロ級の腕前で、大評判だったそう。
「人が大好き」というマーヒーさん、みんなでおいしいものを食べながら楽しく過ごすことが何よりの幸せなんだとか。
そんな中、お客として通っていたTHE LODGEの閉店が決まり、マーヒーさんが場所を引き継いで、club merheeを実店舗としてオープンすることになった、というわけです。
料理上手が高じた、ものすごくドラマチックな人生の転期だったんですね。
よって、お店は本当はclub merhee2号店。本店は今でもご自宅の方だそうですよ。おもしろい!

このようないきさつから、今でもカウンターの両側に二つ並んでいる大きなJBLのスピーカーは、以前のお店からのものがそのまま使用されています。
低音が心地よく響き、お店の空気がワンランクアップするような感覚があります。

そして、このプレートも以前のお店のもの。
マーヒーさんは、お客で通っている頃から、このプレートがとても気に入っていて、今でも外さずに残しているそうです。
この場所の歴史をさりげなく残して、継承していくカフェ……なんだか歴史ある国分寺マンションにあるお店としても、めちゃくちゃしっくりきますね。
とはいえ、単に継承しているだけではありません。
club merheeの、こだわりあふれるインテリアとメニューの原点は、古き良きアメリカンダイナー。
マーヒーさんが青春時代に通い詰めた、調布・仙川にあったストロベリーファームという知る人ぞ知るお店の雰囲気に近づけたかったのだそうです。
カウンターとテーブル、バーチェアの高さや素材は、すべてアメリカンダイナーの定義に基づいて揃え、床の一部にも、ダイナースタイルの特徴でもある、白黒の市松模様が。

お店の奥にある、マーヒーさん私物のドラムセットの床の部分が市松模様になっています。
また、入り口目の前にあるケーキストッカーも、ストロベリーファームのオマージュとのこと。
確かに、ライティングが入ってすごく存在感がありますね。

ちなみに、私が先ほどいただいたアイリッシュコーヒーは、かつてマーヒーさんが、学生時代にお気に入りだった府中駅前のカフェの味を、記憶を頼りに試行錯誤して再現したものなのだそうですよ。
そんなclub merhee、アメリカンスタイルの雰囲気ながら、お店のお客様の年齢層は実にさまざま。
若い人や仕事帰りの会社員、おひとり様に女性グループ、シニアの方も少なくないそうです。
私がいる間にも、杖を持ったおじいちゃまが、ご家族と楽しそうにお食事されていました。
マーヒーさん渾身の昔の味の再現が、わかる人にはわかるようで、とても懐かしがってくれる人も一定数いらっしゃるとのことでした。
そして、人好きのマーヒーさんのなせる技、最初はテーブル席に座っていたお客様も、次の来店の時にはもうカウンターに座ってマーヒーさんとすっかり仲良くなる、というパターンも多いのだとか。

こだわりやさんで楽しいことが大好きなマーヒーさんに、人懐こい笑顔とテキパキしたホールサービスがステキなミーちゃん。
夜のバータイムは、豊富なドリンク類とお酒にピッタリな一品料理が揃っているそうです。
お二人を中心に、さらに大きく交流の輪が広がっていそうな感じがしますね!
もちろんランチタイムも、窓の外に殿ヶ谷戸庭園の緑が広がり明るい雰囲気になっています。
あなたのお好みの雰囲気はどちらでしょうか……?
ぜひ実際に足を運んで、確かめてみてくださいね。
club merhee
住所:東京都国分寺市南町2-18-3 国分寺マンション 102号
アクセス:JR中央線・西武線「国分寺駅」から徒歩約1分
TEL:090-6037-1198
営業時間:
月曜日〜土曜日 昼の部12:00-15:00、夜の部17:00-22:30
日祝祭日 11:00-16:00
定休日:水曜日
駐車場:なし

























