長かった冬は終わりに近づき、春はもうすぐそこまで来ている3月上旬。
そろそろお花見の計画を立てようかな?という時期ですね。
そこで今回は、国分寺市内の数あるお花見スポットの中から、おすすめの1ヶ所をご紹介します。
場所は、西国分寺駅から徒歩5分程度のところ。都名湧水57選にも指定されている、姿見の池です。

冬場の姿見の池の様子です。
小さな湿地と池の先に林が広がっていて、静かな雰囲気ですが、カワセミなどの野鳥が見られる場所としての知名度も高いようです。
里山風景の面影を残す歴史の池

姿見の池の歴史は古く、鎌倉時代の記録にまでさかのぼります。
宿場町の遊女たちが、朝な夕なに自分の姿を映した池をのぞき込んでいたという伝承が、池の名前の由来になっているとのこと。
昭和期には文学作品の舞台にもなったものの、一時埋め立てられてしまいます。
しかし、平成に入り保全地区に指定を受けたことで、池周辺の湿地や用水路、林も含めて復元・整備され、現在に至っています。


絶滅危惧種の植物も残る貴重な自然が大切に守られているからこそ、めずらしい野鳥も来てくれるのですね。
池を訪れる際は、マナーを守って「見て楽しむ」を徹底したいものです。
日々の変化と風情を楽しむお花見
こうした歴史と自然が豊かな姿見の池は、いつ訪れても魅力的なのですが、やはり桜の季節は特別な雰囲気に包まれます。
桜の木は、大木が池のほとりに1本。
満開になると、このような感じになります。

池・桜・空の色のコントラストがとても見事ですね!
さらに、光線の具合が変わると池の色も変化します。

鮮やかな池の緑色に加え、空と桜の色も映り込んで、うっとりするような美しさ!
姿見の池はとても小さくて、1本道の遊歩道が通っているだけのこぢんまりとした場所です。
大規模な公園などとは違い、基本的には静かな環境が保たれているのです。
お花見は、いろいろな楽しみ方がありますが、歴史に想いを馳せながら静かな風情を堪能できるのが、姿見の池でのお花見の魅力と言えるのではないでしょうか。
さて、鏡のような池と満開の桜も素晴らしいですが、時間の経過とともに、もうひとつのお楽しみがあります。
それが、こちら。

池一面に、散った桜の花びらがびっしりと浮かんでいます。
圧巻の光景に、目を奪われますね!

花びらがそよ風にのってハラハラと池に散っていく様子は、幻想的で映画のワンシーンのよう。
写真で切り取ることは、なかなか難しいのですが、動画に収めてみるのもいいかもしれません。
たった1本の桜の木でも、池という演出装置のおかげで、さまざまな表情を楽しむことができるのですね。
開花、満開、散り際、それぞれの時期に合わせて繰り返し訪れてみたくなる場所です。
お散歩とセットで楽しみたいおすすめコース
ではここで、風情ある池の桜に会いに行くのがさらに楽しくなる、おすすめコースをご案内します♪
最短は西国分寺駅からのコースとなるのですが、あえて国分寺駅から少し遠回りして歩いてみてはいかがでしょうか?
国分寺駅北口左手から、「だんごの輪島」のある通りを進んで、T字路の横断歩道を渡るとすぐに小さな看板が見えます。

距離だけではなく消費カロリーまで書いてありますね。
池まであと62kcal、歩くモチベーションがちょっぴり上がります(笑)。
この場所のすぐ奥にある突き当たりは、あの広大な森のある日立中央研究所の南端部分です。
敷地境の塀を見ながら道沿いに進んで行くと、まっすぐ伸びた一本道が見えてきます。

自動車は進入禁止で、自転車道と分離された歩道があるので、安心してのんびり歩くことができます。
ジョギングや、ワンちゃんのお散歩もよく見かける、絶好のお散歩コースです。
中央線や西武線がすぐ目の前を通過する様子を見られるのも、なかなかレアな風景ですよね。

道沿いには、早咲きの河津桜が何本かあります。2月から3月初旬のお花見は、こちらでぜひ。
さらに進み、長い一本道が左に曲がったところで、西武線の下をくぐるポイントに至ります。

線路をくぐって、すぐの左側に、また例のカロリー表示の看板が登場します。

池まであと少し!
歩く距離はやや長いですが、このように1本道でところどころに看板も出ているので、迷うことはほぼありません。
そして、歩くことが苦にならない気持ちの良いコースなのがうれしい。
いよいよ次が、最後の分岐点となります。
静かな住宅街を進んでいくと、このような感じの分かれ道が見えてきます。


さあ、ついに到着しましたよ。分岐点の目の前に、看板が出ています。

この小さなアプローチを経て、遊歩道を少し歩くと、池が見えてきます。

池を堪能したあとは、雑木林を通り抜けてそのまま西国分寺駅まで進んでもよし、再び先ほどのルートに戻って行くのもよし。

この先へ進むと、狭い路地を経て、かなり急な上り坂になっていますので、西国分寺駅まで行く場合は、気をつけてゆっくりと歩くのがおすすめです。
お散歩コースと合わせて楽しめる姿見の池と1本桜、今年の春のお花見リストにぜひ加えてみてはいかがでしょうか?
姿見の池
住所:東京都国分寺市西恋ヶ窪1-8-7
アクセス:JR中央線・JR武蔵野線「西国分寺駅」から徒歩約5分
JR中央線・西武線「国分寺駅」から徒歩約16分
TEL:042-325-0129(国分寺市 建設環境部 緑と公園課 公園緑地担当)
定休日:なし
駐車場:障害者用1台



























