あなたにとって、コーヒーはどんな存在でしょうか?
朝の一杯に、午後のひとときに、移動の合間に……日常のさまざまなシーンに欠かせないものと感じている人も多いのではないでしょうか?
さらにコーヒーは、単なる飲み物としてだけではなく、人と人をつなぐ不思議なチカラもあると思います。
今回ご紹介するのは、そんなコーヒーを通して、国分寺で最高のコミュニティを作りたい!という思いが詰まった小さなカフェです。

場所は、国分寺駅北側のオーケーストアの東端を南北に通る道沿いの一角。
歩いていくと、ガラス面に大きく店名が出ているのが見えてきました。
キャッツパジャマさんです!なんだかユニークな名前ですね。
曜日ごとに店主が変わるシェアリングコーヒーショップ

正面はこのような感じです。
ガラスに「曜日ごとに店主が変わる」と書いてあり、店名のみならず営業スタイルもユニークですね!
キャッツパジャマさんは、2025年4月にオープンしていたのですが、SNSなどで見て実はずっと気になっていました。
SNSをチェックしていると、いろいろと気になる店主さんばかり。そんな中私の初来店は、お店の運営者の方が店主を務める「Barista Base」さんの営業の日となりました。
(写真は、別の日の日中に撮影したものです)
話がはずむ、垣根のない空間
お店の中に入ると、目の前はL字型カウンターになっていて、左手の壁面はカラフルでポップなディスプレイがカジュアルな雰囲気を演出しています。

スタイリッシュなビシッとした雰囲気のお店もステキですが、このお店はまるで友達の家に遊びに来たような親近感にあふれています。
肩ひじはらなくてよさそうな感じに、なんだかホッとしますね。
席配置はこのようになっていました。


壁に沿ってコの字型の仕切りなしの長いベンチがあり、ところどころに小さな丸テーブル。
知らない人同士でも自然と会話が生まれてきそうな、アットホームな空間です。
コミュニケーションの燃料にもなるコーヒーとスイーツ
気持ちがリラックスしたところで、まずはオーダーを。
気になる3種類のスイーツからはプリンを、コーヒーはハンドドリップのブレンドを選びました。

小さなオレンジの丸テーブルにちょうどよく収まりました!王道のカフェ感にご満悦です♪
ベンチに座ると、目の前のカウンターは少し高さが感じられます。
のんびりと壁に寄りかかって顔をあげると、ちょうど店主さんと目が合うような形です。

コーヒーは、大きめサイズのカップにたっぷり注がれているのがうれしい。
そしてプリンには、ホイップしたての生クリームがこれまたたっぷりとのっています。
かためで卵感強めのレトロスタイル、甘すぎず優しい味わいで良き♪
青春時代が昭和ど真ん中だった私には、懐かしさも感じられてとても好みでした。

しっかりと硬さがあるので、半分くらい食べ進めても崩れることもなく、クリームをしっかりと頭で支えています。なんだかけなげ(笑)。
この日出店のBarista Baseさんのコーヒーは、現地までわざわざ買い付けに赴いているエチオピアの豆がメイン。
スイーツは、自家製バスクチーズケーキや今回私がいただいたプリン、自家製エスプレッソバターのバナナブレッドがおすすめだそうです♪
日によって提供可能なものは変わるので、店頭で確認してみてくださいね。
さて、最初はコーヒーとプリンに集中していたのですが、常連さんと思われるお客さんと店主さんの会話が聞こえてきました。
店主さんの作るスイーツについての話題で、興味津々で聞いているうちに思わず、「へぇ〜、そんな違いがあるんですねえ」と言葉を発してしまいました。
いきなり私が加わってしまったにもかかわらず、会話はごくごく自然な感じで、初対面ではないような雰囲気でどんどん広がっていきます。
こういう感じ、なんだか楽しい!
お客さんと私が直接会話を始めると、店主さんは今度は、反対側でベビーカーのお子さんを傍で見守っているお客さんに声をかけていました。
ぐっすり眠っている様子のお子さんを見て、店内一同ほっこりと笑顔になって……。
人懐こい笑顔で、柔らかい雰囲気の店主さんがいい塩梅に会話を回して、その場がご近所の気軽なコミュニティのような雰囲気になる。
店内だけでなく、お店の前を通りかかる人とも親しげに手を振ったりと、開店からわずか1年あまりですっかり地域になじんでいるような印象を受けます。
実に心地よく、時間が流れていきました。
すぐには飲み終われない、たっぷりと注がれたコーヒーが、広がるコミュニケーションの燃料になっているのかなと感じました。

コーヒーのチカラを信じる情熱と信念
キャッツパジャマさんは、曜日ごとに店主が変わるシェアリングスタイルのカフェです。
もともとは、蜃気楼珈琲集団という名前で、2020年に井の頭線富士見ヶ丘駅近くにシェアリングコーヒーショップとして開業したのが始まり。
数年後には摩天楼珈琲集団の名で馬喰町で出店、そして2025年に3地域目としてキャッツパジャマの名で国分寺にオープンしたそうです。
そして、Barista Baseという屋号で曜日出店も兼任している運営者のリンタロウさん・シュンタロウさんのお二人が出店希望者を募り、お店全体をプロデュースしているというわけです。
キャッツパジャマのBarista Baseは、主にシュンタロウさんがカウンターに立っています。

代表者であるリンタロウさんは、なんと元々はコーヒーはまったく好きではなかったそうです。
しかし、たまたまシアトル滞在中に出会った一杯のコーヒーに衝撃を受け、単なる飲み物としてだけではなく、人のつながりを生み出す無限の可能性を強く実感。
そこからコーヒーの世界に入り、シェアリングコーヒーショップを創業したということです。
シェアリングというと、簡単そうにも聞こえてしまいますが、単なる間借りの場所を提供しているだけではありません。
コーヒーバリスタを本気でやりたい、自分の商売に挑戦したい、というフリーランスの人のために、コーヒー機材はすべてプロ仕様の一流品!
最小限のリスクでチャレンジできるように、最高の環境を整えていらっしゃるのです。
それだけではなく、コーヒーを焙煎からやりたい人のために焙煎所を、コーヒー以外の飲食をやりたい人のために仕込みができるシェアキッチンを、それぞれ保健所の認可を得た環境で提供しているというから驚きですね。
これからの時代には、きっと必要なインフラだという信念があるそうです。
この大いなる情熱と強い信念、シアトルでの体験がいかに鮮烈だったかを感じずにはいられません。
また、お二人は日本中のコーヒーイベントにも出店し、今ではアジア諸国のイベントにお声がかかるほどに人脈が広がっているようです。
こうした豊富な経験をもとに、国分寺のキャッツパジャマでも今後おもしろいイベントをいろいろと企画中だそうです。
なんだかめちゃくちゃワクワクしてきますね。
1日の始まりがちょっといい時間に
キャッツパジャマは、営業時間が昼と夜に分かれていて、それぞれ違う店主さんが担当しています。
昼営業が8:00〜16:00、夜営業は17:00〜23:00です。
私が最初にうかがったのは夜営業の日だったので、別の日に昼営業にも行ってみることに。
いつもよりちょっと早起きして、開店早々の朝の時間帯にお邪魔しました。

この日もBarista Baseさんの営業でしたが、コラボ営業ということで別の店主さんによるベーグルも提供されていましたよ♪
朝ごはんにピッタリのおいしそうな具がいろいろ選べるベーグルと、今日もたっぷりのコーヒーで、格別の朝時間を過ごすことができました。
店主さんと会話を楽しむ人、本を片手にくつろぐ人、表の看板にふと足を止めて興味深そうにお店に入ってくる人……。

一般的なカフェとは一味違う、遠すぎず近すぎない、ゆるいコミュニティ感を味わう時間は、なにやらクセになりそうな予感がします。しかも、店主さんが変わると、また違った空気感になるかもしれません。
日替わり店主さんは、とてもバラエティ豊かです。それぞれにこだわりもあり、中にはコーヒーカップをお店備え付けのものではなく、わざわざ持参する人もいるのだとか。
コーヒーだけでなく、日本茶や各種スイーツ、夜はお酒とおつまみを提供する店主さんもいるなど、毎日通っても飽きないほどです。
キャッツパジャマとは、「最高!」「めっちゃいい!」という意味の古いスラングだそうです。
国分寺で、その名の通り最高のコミュニティがまたひとつ生まれていますね。
出店内容は、キャッツパジャマのInstagramで1週間ごとに詳しく紹介されていて、固定投稿されている月ごとのカレンダーでも確認できます。
ぜひチェックして、お気に入りの店主さんを見つけたり、いろんな店主さんのバラエティを楽しんだりして、「めっちゃいい!」を実感してみてはいかがでしょうか?
キャッツパジャマ
住所:東京都国分寺市本多2-1-4
アクセス:JR中央線・西武線「国分寺駅」から徒歩約5分
TEL:なし
営業時間:昼の部8:00-16:00、夜の部17:00-23:00
定休日:不定休(SNSにて確認)
駐車場:なし



















