国立駅|地域に根ざし“日常にイロドリを”「22Bakery」

今回は、日常にイロドリをくれるパン屋さん「22Bakery(ニーニーベーカリー)」をご紹介します。

国立駅から徒歩約6分 坂上のパン屋さん「22Bakery」

22Bakeryの最寄りはJR国立駅。お店の場所は、駅の北口を出て徒歩6分ほどの場所にあります。
恋ヶ窪方面へ進み、坂をのぼりきって少し歩いた先に、かわいい「パン」という丸い看板が見えたら到着です。

お店の外観は、白い壁にブラウンの木製ドアと窓枠という、シンプルながら木の温かみも感じる雰囲気です。

店先にはベンチと、わんこをつないでおけるドッグアンカーもあり、愛犬とのお散歩の途中にも立ち寄りやすそうです。

思わず目移り 迷うのも楽しいパン選び

お店に足を踏み入れてみると、コンパクトな店内ながら中央にある大きなアンティーク調のテーブルに、さまざまな種類のおいしそうなパンが並んでいます。
真ん中のベーグルツリーがかわいい!

ハード系からソフトな甘いパン、総菜パンまで揃っていますが、どれもおいしそうで思わず目移りしてしまいます。他のお客さんも、テーブルの周りを回りながらじっくり選んでいました。

壁にはドライフラワーも飾られていて、モダンさとヴィンテージ感が同居した、とてもおしゃれな雰囲気です。カウンターの奥にはパンを焼く厨房ものぞいています。

店内にはパン以外の商品もいろいろ。ピーナッツバターとアーモンドバター、お店のオリジナルブレンドのダージリンティーやクラフトコーラなど、パンと一緒にあると食卓がより楽しくなりそうな商品が並びます。

パン専用鮮度保持袋や、お店で使っているのと同じパン切りナイフといった便利なグッズもありました。

お客さんの声をサービスやパンづくりに

この日伺ったのは平日の12時半頃。ちょうどお昼時なこともあり、お店には次々とお客さんが訪れます。すでに売り切れているパンもあるほどでした。

店主さんにお聞きしたところ、11時頃までは比較的種類も残っていることが多いとのこと。日によって、追加の焼き上がりの時間や追加になる商品が異なるそうなので、お目当てのパンがある場合は、早めの来店が良さそうです。

ただ、日々の予定の都合で、行きたい時間にお店に行けないこともありますよね。そんなときは、「BAKE MALL」でスマホから事前予約がおすすめです。
受け取り時間により表示される商品の種類が変わりますが、前日は24時まで予約でき、当日もお店の開店時間以降に予約可能です。

このBAKE MALLを導入したのは、お客さんからの声がきっかけだったとのこと。
「夕方にしか行けないので、限られた種類からしか選べない」「営業時間中に予約の電話ができない」といった悩みを受け、それを解消できるサービスがないか探したのだそうです。
電話予約もできますが、すきま時間にスマホから簡単に予約できるのはありがたいですよね。

お客さんの声は商品作りにも反映されています。
その1つは、食パン生地を使った丸いパン「マル食」。「かたい物が食べられないので、やわらかいパンが欲しい」という声から生まれたそうです。

ご年配の方や、お子さん向けに購入される方が多いとのことですが、個人的には、人気No.1の食パンも気になりつつ量の面でためらっていたので、一人暮らしの立場としても助かります。

なお、店頭の商品ポップやBAKE MALLには、アレルギー表示もありました。

おいしそうなパンだからこそ、安心して選べるとうれしいですよね。

何気なく並ぶ商品たちとその背景

お店では、ピーナッツバターとアーモンドバターも販売。こちらは、国立 / 国分寺発のナッツバターメイカー「よのなか」さんのものです。
カウンターには、それを使用した22Bakeryさんのピーナッツバタークッキーも並んでいます。

イベントでコラボしたことのある「TakaiTOCoffee」さんや「ひかりフラワー」さんも、同じ国分寺市内のお店。
そして、ダージリンティーや季節限定で販売しているハスキージェラートは、店主さんの知人のメーカーさんによるものだそうです。

お店の中は、地域とのつながりや人とのご縁であふれているんですね。

店主さんは、もともと神奈川出身。そして修行は東京でしていたため、出店場所は神奈川と東京全域を選択肢として考えていたそうです。

「多摩地域のこのエリアを見たときに、思ったより畑があることに気づきました。ブルーベリーや野菜など、この土地で採れるものがあります。多摩地域ならではのものを使って、それが特色になればと思いました。
そうしたら、『東京なのに』という意外性があって、都心では出せない特色が出せるんじゃないか。それならこちらでお店を開いた方が面白いんじゃないかと、そう思ったんです」

その気づきから、地物の食材を積極的に取り入れたパンづくりをされています。

人気商品から季節限定まで 今回選んだ4品

さまざまなパンがある中で、店主さんのおすすめはバケットと食パン。修行先を選んだ理由もバケットがおいしかったからだとか。
定番商品はもちろん、季節限定商品にも注目してほしいとのことでした。

今回私が購入したのは4品。

まずは「ミルクフランス」と「野沢菜しらす」。

人気No.2のミルクフランスは、欠品していると「ミルクフランスはないですか?」と聞かれることもあるそうです。
練乳ミルククリームのやさしい甘さでちょっと幸せな気分になるパン。クリーム系のパンは重いイメージがありますが、こちらは軽く食べられるので、甘いものがそれほど得意でない方にもおすすめです。

そして、具材の組み合わせに惹かれた「野沢菜しらす」。
惣菜系というと具材多めのものを思い浮かべるかもしれませんが、こちらはあくまでパンが主役です。
しらすの風味と細かく刻まれた野沢菜、そしてパン自体の塩味がちょうど良く、単体で食べても、メインの食事のお供にも良さそうです。

同じく、具材の組み合わせが気になり選んだ「大葉ベーコン」。

フランスパンの生地に大葉とベーコンという和洋の組み合わせですが、とてもマッチしています。 大葉の香りもしっかり感じられました。

季節限定の「ブルーベリーレアチーズ」は、同じ国分寺市内のブルーベリーガーデンHIRANOさんの無農薬のブルーベリーが使われています。

果肉が感じられるのがブルーベリー好きとしてはうれしいポイントでした。
こちらは2026年9月現在の季節限定商品ですが、これからも季節によってどんな商品が登場するのか楽しみです。

22Bakeryさんのコンセプトは、「日常にイロドリを」。
「日常のものでありつつ嗜好品でもあるという、2つの側面を持っているのがパンだと思います。日常的なパンにプラスアルファで、パンそのものやイベントなどを通じて、日常にさらに彩りを加えられたらと思っています」
と店主さんはお話ししてくださいました。

店内イベントの開催やさまざまな地域イベントへの参加もしている22Bakery。
さまざまな形でイベントにも力を入れられていますが、中には売上の一部を義援金として寄付したものもありました。

8月に実施したクラフトビールとコーディアルのイベントは、7月の熊本地震を受けて急遽企画したそうで、そのとき扱っていたのも熊本の商品です。
「地震などがあったとき、個人でも募金はできると思うのですが、こういうお店や法人の場合、個人でやるよりも少し大きくできると思うんです。自分ができることに少しでも絡められそうなら、少し工夫してできたらと思っています」

「次はどんなパンやイベントがあるんだろう?」
そんな気になる情報は、お店の公式Instagramでチェックすることができます。

店名の「22」は、お店がある22番街商店会が由来だそうです。
国分寺という街とのつながりを感じられる光景に、「22」という名前がなんだかとてもよく似合うなと思いました。
「こんにちは~」という挨拶とともに、自然と足が向いてしまうようなお店です。

22Bakery
住所:東京都国分寺市富士本1-22-3 1F
アクセス:JR中央線「国立駅」北口から徒歩約6分
TEL:042-505-4020
営業時間:平日9:30-18:00 /土日祝 8:30-18:00
定休日:月曜日・火曜日
駐車場:あり(5台※2箇所ある22番街商店会共同駐車場の合計台数)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。