国分寺の『内藤神社』でゆったりお参り♪静寂が包む神聖な場所で気持ちを整えよう

もうすぐ2歳になる子どもが、イヤイヤ期に突入したかもしれません。

ご飯のとき、遊んでいるときなど分かりやすく自己主張するようになりました。
成長の証だとうれしい気持ちもありますが、ちょっと難しいな、と感じることもあります。

特に、散歩の時間にベビーカーに乗ってくれないのが一番厄介なんですよ…。

うろちょろするし手もつないでくれないので、広い公園にベビーカーで行き、そこで遊ばせるのが一番安全です。
しかし、乗ってくれないとなると自転車も人通りも多い道を、気を付けながら歩かないといけないので非常に怖い…。

仕方ないので、そういう時はなるべく人通りが少ない小路を歩くようにしているのですが、その途中で、たまに初めての場所にたどり着くことがあります。

中でも、最近通りかかった『内藤神社』がとてもステキな場所でした。

心地よい静寂の中、遠くに聞こえる子どもたちの声が心地よく響く神秘的な神社だったので、これからご紹介いたします。

国分寺の穴場スポット?白い明神鳥居が神秘的な『内藤神社』

『内藤神社』は、熊野神社通りにある「いなげや国分寺西恋ヶ窪店」を目印に行くとわかりやすいと思います。

しばらく進むと「中央システム技研株式会社」という看板が見えるので、こちらを右折。

こちらの道をまっすぐいくと、だいたい3分ほどで到着します。

白い鳥居が見えてきました。

国分寺に住みだしてから2年以上が経ちましたが、初めて来ました。
人も車も少ない静かな住宅街にたたずむ白い鳥居。
なんだか別世界につながっていそうな雰囲気ですね。

入口には『内藤神社』と書かれた石碑があります。

さっそく入って行きたいところですが、その前に一度鳥居をよく見てみましょう。

実は、鳥居は「神明(しんめい)鳥居」と「明神(みょうじん)鳥居」の2種類に大別されるそうです。

『内藤神社』はどうでしょうか。

鳥居の上部が二層になっていて、最上部は両端が上向き、柱は少しハの字に開いています。

さらに、下の方にはしっかり土台があります。

この特徴がある鳥居は、「明神鳥居」に属するそうです。

これはかなりおおざっぱな判断の仕方ですが、鳥居にはさらに細かい分類があるそうなので、興味がわいたらぜひ調べてみてください。

境内に入る前に鳥居を観察するのも、神社に行く楽しみの1つかなと思います。

スサノオの孫「大山咋命(オオヤマクイノミコト)」がご祭神!

さて、鳥居をくぐって参道を歩いていくと、立派な拝殿が見えてきました。

内藤神社は江戸時代に建立され、「大山咋命(オオヤマクイノミコト)」という神様を祭神として祀っています。
古事記でも有名なスサノオの孫にあたる神様で、開拓の神様として崇められていて、産業や農業の振興、家内安全などにご利益があるそうです。

さらに、「安産の神」としても親しまれているそうなので、妊婦さんにはぜひ訪れてほしい神社ですね。

神社の入口にはこのように戌の日カレンダーがあります。

戌の日は、お産が軽くて多産の犬にあやかって安産祈願を行う日で、妊娠五か月目ごろに行うのが一般的です。
これから祈願を考えている方は、『内藤神社』に行ってみてはどうでしょうか。

お参りの後に境内を散策!ご神木や「殉難の碑」を見てみよう

『内藤神社』の拝殿のそばには、ご神木があります。

こちらの立派なシラカシです。

なんと幹回りが322cmもあるそうです!

このシラカシ、いたるところにサルノコシカケがあります。

キノコの一種らしいのですが、こんなに大きくなるんですね。
まるで断層のようです。

ご神木の上の方にもあります。

サルノコシカケ自体初めて見たのですが、その大きさに少し驚きました。

また、『内藤神社』の中には「殉難の碑」とともに祠があります。

今の国分寺市や小平市、西東京市などを含めた地域で起こった弾圧事件「御門訴(ごもんそ)事件」に由来するみたいなのですが、私はこの石碑を見るまで、そんな事件があったことさえ知りませんでした。

国分寺は歴史ある街ですから、花々しい話だけではなく、このように辛い出来事もあったんですよね。

国分寺について、また深く知ることができて良かったです。

1人でも子連れでもゆったり過ごせる♪地元に根付いた神社

『内藤神社』の隣には、「すぎのこ公園」があります。

けっこう広いので走り回れますし、ブランコや砂場、アスレチックなどが設置されています。

参拝した帰りに、子どもをこの公園で遊ばせて帰るのもいいですね!

「すぎのこ公園」を含めて『内藤神社』には30分ほどいましたが、地元の方と思われる参拝者が何人も来ていました。

地域の方々に愛されているんだなぁと感じます。

国分寺市内には数か所神社がありますが、『内藤神社』は他の神社にはない独特な雰囲気があります。

お参りはもちろん、散策や歴史探訪なんかにもおすすめです。
ぜひ一度お立ち寄りください。

内藤神社
住所:東京都国分寺市日吉町4-11-14
アクセス:西武国分寺線 恋ヶ窪駅 徒歩8分
     JR中央線 西国分寺駅北口 徒歩約15分
     JR武蔵野線 西国分寺駅北口 徒歩約15分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。